明けましておめでとうございます。
本年も、宜しくお願い致します。
みなさまこんにちは、東大セミナーの大木です。
さて、いよいよ年も明け、
高校3年生にとっては勝負の月が到来しました。
今年から始まる大学入学共通テストに向けて、
直前まで努力し、
万全の準備をして本番に臨んで下さい。
大学入学共通テストが終了すると、
いよいよ国公立大学の
前後期日程の出願が始まります。
自身の共通テスト結果に応じた出願先の組合せを、
事前にしっかり考えて準備しておきましょうね。
ということで今回は、今年から開始される
大学入学共通テストの特徴と、
2021年度入試の動向について
情報発信して参ります。
大学入学共通テスト最大の変更点は、英語です。
形式的な点では、
科目名称が「英語」から
「英語(リーディング)」と
「英語(リスニング)」に変わります。
そして科目名称の変更に伴って、
内容面でも大きく変化します。
これまでセンター試験で出題されていた発音、
アクセント、語句整序などの単独問題の
出題が廃止され、全て読解問題のみで
構成されるようになります。
また、センター試験に比べてリスニングの
配点比率が高まります
(リーディング:リスニング比率…
センター試験=4:1、
大学入学共通テスト1:1)。
リーディングとリスニングの配点比率は
各大学の判断に委ねられており、
大学ごとに異なりますが、
2020年度入試において
リスニングの配点比率が20%だった
大学の比率が98%であったのに対し、
2021年度入試では47.8%にまで低下し、
50%に設定している大学は
30.7%にのぼります。
また、東京大学、千葉大学、青山学院大学など、
今まではリスニングを合否判定に
利用していなかったけれども、
新たに一般選抜で共通テストの
「英語(リスニング)」を合否判定に
利用する大学も増加しています。
今年の受験生はもちろんですが、
来年以降の生徒たちも、これまで以上に
リスニング力を強化していく必要があり、
そのためには、日常的にスピーキングを含めた
「聞く」「話す」トレーニングが
必須になってくるといえます。
18歳人口の減少もあり、
国公立大学の志願者数は
年々減少傾向にありますが、
難関大の志望者は前年並みであり、
志望者の内訳としては、
成績上位の志望者が増加傾向にあります。
したがって、難関大の入試においては、
例年以上に熾烈な戦いが
繰り広げられると考えられます。
また、センター試験最終年度であった
2020年度入試は、安全志向が
非常に目立つ結果となりましたが、
その反動もあり、2021年度入試は
受験人口が減少する中でも
国公立大学の医学部医学科志望者や
難関国立大の志望者は
例年並みと予想されています。
2016年から開始された
入学定員厳格化の流れを受けて、
近年の私大入試は難化傾向にあります。
したがって、私大選びは慎重に、
手厚い日程で組んでおくべきといえるでしょう。
2020年度入試では、センター試験の難化や、
難関私大の敬遠などによって、
結果的に合格率が高まる結果となりましたが、
2021年度入試では、定員厳格化に加えて、
新たな入試方式の開始などもあるため、
引き続き入試動向に影響はあると考えられます。
新たな入試方式導入の代表例としては、
上智大学が挙げられます。
「TEAP利用型」
「学部学科試験・共通テスト併用型」
「共通テスト利用型」の3つの方式を採用し、
併願も可能となっている。
英語の外部検定試験を利用するタイプの
入試については、国公立大学での得点優遇も含め、
多くの大学で実施されているため、
在学中に外部検定試験スコアを取っておくことは、
後々非常にアドバンテージになるということを
知っておいて頂ければと思います。
以上、大学入学共通テストの特徴と、
2021年度入試の動向についてお話し致しました。
本番まで残り僅かですが、
最後まで全力で頑張ってください。
そしてくれぐれも体調管理はしっかりと。
応援しています。
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