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こんにちは。塩谷です。
子育てをしていると、我が子の行動に「なぜここが気にならないのか??」と自分の言動は棚に上げ、勝手にイライラしたり、将来を心配してみたりしたことはありませんか?
「もっと自分を客観的にみてしっかりして欲しい」というのは親の共通の願いではないでしょうか。そこで今回は「メタ認知能力」についてです!
皆さんは「メタ認知」という言葉を聞いたことがありますか?メタ認知とは、自分の認知プロセス(考え方や学び方)を意識し、コントロールする能力のことを指します。簡単に言うと、「自分が何をどのように学んでいるのか」を自覚し、それを最適化する力です。
メタ認知能力が高い子どもは、自分の学習プロセスを理解し、効率的に学ぶことができます。具体的には、以下のようなメリットがあります。
多くの研究が、メタ認知能力が学習成果に大きな影響を与えることを示しています。例えば、メタ認知能力が高い生徒は、テストの成績が良いだけでなく、学習意欲も高く、持続的な学習に取り組む傾向が強いことが明らかになっています。
では、どのようにして子どものメタ認知能力を鍛えることができるのでしょうか?以下に具体的な方法をいくつか紹介します。
1.自己反省の習慣をつける
子どもが学習後に「今日は何を学んだか」「どの部分が難しかったか」「次回はどうすればうまくいくか」を振り返る時間を設けましょう。この自己反省のプロセスが、メタ認知能力の向上に役立ちます。
2.学習計画を立てる
毎日の学習の前に、「今日は何を学ぶのか」「どの順序で学ぶのか」を計画させましょう。計画を立てることで、学習の流れを自分でコントロールする感覚が身につきます。
3.フィードバックを活用する
子どもが学習した内容に対して、適切なフィードバックを提供することも重要です。フィードバックを通じて、自分の強みと弱みを把握し、次の学習に活かすことができます。
4.問題解決のプロセスを共有する
子どもが問題に直面したとき、その解決方法を一緒に考えることで、問題解決のプロセスを学ばせましょう。親がモデルとなり、思考過程を言語化することで、子どもも自分の思考を整理しやすくなります。
5.自己評価の機会を増やす
テストや宿題の後に、子ども自身が「どれだけ理解できたか」を評価する機会を設けましょう。自己評価を通じて、自分の学習状況を客観的に見つめ直す力が養われます。
メタ認知能力は、学習能力を飛躍的に向上させるための重要なスキルです。
この能力を育てることで、子どもはより効率的に学び、長期的な学習成果を上げることができます。
日常の学習において、少しずつでもメタ認知を意識する習慣を身につけることが、子どもの未来に大きな影響を与えます。
短期的に点数を上げることにこだわりすぎずに先の先まで見通して子育てしたいものですね!
では、また来月。
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