【子育て】AI時代の子育ての正解は? - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2023.08.30保護者通信

【子育て】AI時代の子育ての正解は?


エルデイアイの知らない世界
「考えさせる指導」の世界

 

みなさんこんにちは。塩谷です。

「陰謀論」という言葉を聞いたことがありますか?

 

「ケネディ大統領の暗殺は実は・・・」を代表に昔から言われてはいましたが、SNSが広まったここ最近は実際に見聞きしたことある方も多いのではないでしょうか。そして、この陰謀論を信じ込む人々が多いようです。

 

中には「なるほど、一見事実っぽいね」と思えるものもあったりしますが、多くは冷静になってみると「そんなことあるわけないよね〜」としかいえないものがほとんどです。

 

それにも関わらず「陰謀論」は多くの人を惹きつけ、どう論理的に、科学的に考えても矛盾している話を信じ込み、さらにはそれで人間関係を拗らせることもあるようです。

 

ではなぜ人はそんな荒唐無稽な話を信じてしまうのでしょうか?

 

 

人にはもともと「確証バイアス」というもがあり、情報に接するときに「自分の見たいもの知りたいもの」を優先してしまうらしいです。

つまり「事実かどうかよりも自分が信じたいものを信じる」ということです。

しかもSNSに費やす時間が多い現代はさらにその傾向が強まっていると言います。

 

 

例えばYou Tubeはその最たるものです。ご存知だと思いますが人それぞれ画面に出てくる動画が異なっています。運営会社は、できるだけ長時間視聴してもらうために「その人が興味ありそうな」動画を並べてくれています。

だから、You Tubeを中心に情報収集していると「自分の見たいもの」=「自分の信じたい情報」ばかりに接することになります。

その結果「すべての(ほとんどの)人が自分と同じ意見を持っている!」と勘違いし、自分の考え(自分の信じたいこと)が事実だと思い込んでしまうのです。再度言いますが、それが事実かどうかはわからないのにです。

このように、どう考えても信じ難い話を心の底から信じてしまう人々がたくさん生まれるわけです。

 

私は、この状況をとても憂慮しています。なぜなら、事実でないこと、謂れのない事柄で対立し不幸になる人々がいるからです。さらに大袈裟に聞こえるかもしれませんが、必ず近い未来に人類が危機から脱する機会を逸してしまう場合もあると思っています。

 

では、それを避けるためにどうすれば良いのでしょうか?

これは「徹底的に正しく学ぶ」ことしかないと思っています。

 

 

浅い学びは「こんなことも知らないのは世の中バカばかり」と中途半端な自信を持ち陰謀論の餌食になります。

中途半端な学びは「こんな膨大な問題があるんだ」と自信をなくし絶望します。

 

しかし、それを乗り越えて学ぶことでこの複雑な世界を生きていくことができる自信が得られます。

そこに至るには「人は確証バイアスに陥りやすいと自覚し」「情報を鵜呑みにしない」「自分で検証する」という作法を日々実践することです。つまり、ちゃんと「考える」ことが大切なのです。

 

AIがいよいよ身近になっているこの時代、人間の役割は「考えること」だと言われています。私たちは、子ども達に「正解を教え込む」のではなく、コーチング指導で日頃から「考える」機会を提供し向き合っていこうと思います。

 

 

 

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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