普段このコーナーでは「イベント告知」として先々に予定されているイベントを紹介しておりますが、今月は趣向を変えて7/28(金)~7/30(日)に行われた、夏期オンライン受験合宿のレポートをお送りいたします。
合宿1日目
まずは開会式から。生徒にこの3日間をどのように過ごすのか、心構えをもってもらうための時間です。
川本先生から「入試本番のアドバイス」についてのお話がありました。合宿2日目に夏期特別入試(模擬入試)があるので、その際の持ち物や行動するときの諸注意をアナウンスしたあと、入試に対する激励を行います。
入試への緊張感も高まったところで、西岡壱誠先生、布瀬川天馬先生(現役東大生)より、受験合格の秘訣に関するお話がありました。詳しい話の内容は『現役東大生に学ぶ「受験合格の秘訣」』の記事よりご覧ください。
午後からは明日の夏期特別入試に向けて、5教科の対策を進めていきます。
対策授業は映像授業を視聴してもらいます。
赤ペンを使って要点を整理する生徒。
ひたすら覚えたい用語をノートに書きこんでいる生徒も!
適宜生徒の状況を見回る川本先生。最新の入試傾向を生徒に伝えていました。
2日目
午前中は、午後からの入試に向けてラストスパートの時間です。受験対策の続きを行います。
小学生はこの時間に模擬面接も行いました。実際の入試のように面接をロールプレイング形式で行い、先生からすぐにフィードバックをもらいます。頭の中で「こういう質問がきたらこう答えよう」と考えてはいても、実際の面接になると言葉に詰まってしまったり、緊張して質問者の意図とは違う回答をしてしまうことがあります。また、先生からフィードバックを受けることで、自分では気づけなかった課題に気づくことができます。
面接練習をしている生徒と、米田先生。
そして、『夏期特別入試』が始まります。
試験会場には鉛筆の音が鳴り響きます……。
もちろん、小学生は作文・面接の試験も実施します。
2日目は夏期特別入試を全科目受験して終了です。お疲れ様でした!
3日目
3日目はいよいよ合格発表が行われます。合格発表を待つ間、「作文課題」に取り組んでもらいました。
石川県の公立高校入試は全国的に見て、「記述問題」の割合が多いと言われています。記述問題とは、自分で文章を考えて解答する形式の問題のことです。小学生も入試で作文課題が出題されることも多いです。
記述問題のネックは、生徒自身が自分の答案が正解なのかどうかがわからないケースが多々あることです。生徒は正解のつもりで書いた文章でも、採点者から見たら減点もしくは不正解であることがあります。ですので、記述問題の対策をするときは、生徒自身の答案を先生に添削してもらい、記述問題の書き方を身につけることが重要なのです。
さて、いよいよ合格発表の時間になりました。
本番の入試同様、合格者の受験番号を貼り出します。
「それでは、合格発表を行います」の合図のもと、合格掲示が公開されました。
例年この時間は「よっしゃー!」「やったー!」という喜びの声と、「(番号)無かった……」「死んだ…」という悲しみの声が入り混じる、夏期合宿のハイライトです。
しかし、本番の入試はまだまだ先です。今回の合格・不合格の振り返りを行い、残りの夏休みの計画立てを行います。
夏期オンライン受験合宿に参加された皆さんは、ここでの学びを活かして受験勉強に励んでほしいと思います。
中学生の部は、Zoomでの閉会式をもって終了しました。参加者の皆様、お疲れ様でした!また、生徒をご家庭で支えて下さった保護者の皆さまも、ありがとうございました!
著者:飯野 謙次
出版社: 文響社
価格(税込):1,414円
「超効率的な仕事術」は勉強にも応用できる
タイトルの通り、本書には仕事でミスをしないためのあらゆる工夫について書かれています。うっかりミスしてしまうことって、よくありますよね。例えば、約束の日時を間違えてしまったり、忘れ物をしてしまったり……。仕事だけではなく普段の生活や勉強においてもミスは避けたいものですが、そもそもミスは何故起こるのでしょうか?
本書によると、うっかりミスは「うっかり」で起こるのではなく、過去の失敗の原因をつきとめて、次に活かせていないから起こるのだそうです。例えば、2011年に起こった東日本大震災と、福島第一原子力発電所の事故。「あんなに大きな津波がくるなんて」と感じた方も多いと思います。しかし、実際に検証してみると、過去に何度も同じ地域で大きな津波があったことがわかりました。つまり、「大きな津波がくるはずがない」という認識自体が、ミスだったのです。かなりスケールの大きい話になってしまいましたが、こういったミスは普段の仕事や勉強でもよくあることなのです。
私も含めて、仕事でミスをしたときに「次からは気をつけます」と言う人は多いと思います。けれど、「気をつける」だけではなく、ミスをしないように仕事の取り組み方を見直す必要があるということです。
また、本書の中には普段の生活や勉強にも応用できる内容がたくさん書かれていました。例えば、「外出先で忘れ物をしないために、外に持って行く物は必要最低限にする」、「常備薬を忘れないために、毎日1日分の薬を準備する習慣をつける」といったことです。
勉強においても、勿論ミスは防げた方が良いですよね。よくあるミスとしては、問題文を読み間違えや、マーク式の試験でのマークミスです。問題文の読み違え対策としては、問題文の「解答の要件(記号で答えなさい、証明しなさい、など)」に線を引きながら解答すること、マークミス対策としては、大問解き終わるごとにマークミスしていないか確認する、といったところが有効でしょうか。
勉強でも仕事においても、「上手くいかないこと(=ミス)」に対して、原因を突き止めて改善行う姿勢が大切なのだ、と気づかされる一冊です。
受験生の皆さま、受験生を支える保護者の皆さま、お疲れ様です。いつもありがとうございます。
「受験のエピソード」として私が思い浮かべる話があります。
それは、『記憶の干渉』に関する話です。人間は一度に多くのことを覚えようとすると、記憶と記憶が干渉し合って学習効率を下げてしまいます。これを脳科学では『記憶の干渉』と言うそうです。
私はこれに心当たりがあり、受験生のとき一日にたくさんの単語を覚えようとし過ぎて、逆に訳がわからなくなった経験があります。また、寝る時間を削って勉強していたら、常にボーっとしてきて勉強していても身にならないことがありました。
受験生は勉強をする時間を多くとらないといけない、という意識をもっている人が多いと思います。特に、「絶対受験に合格したい」「合格しなきゃ」と思っている人は、自分から休めないこともあると思うんです。けれど、ダイエットも勉強も同じように、無理は続かないのです。
自分がもし受験生の頃に戻ったら、「寝不足で勉強しても効果が無いので、一日ぐらい思いっきり寝たら?」と言ってあげたいです。あまりにも疲れてきたら、少し休むことも検討してみると良いかもしれません。
受験は長期戦です。東大セミナーでは生徒様の心身の健康を大切に、注意しながら指導してまいります。
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