皆さんこんにちは。東大セミナーの篠原です。
今月のおススメ本は「「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく 東大思考」です。
著者:西岡 壱誠
出版社: 東洋経済新報社
価格(税込):1650円
目次
2.東大合格のために努力を重ねてきた著者だからこそ説得力がある
皆さんは学生時代、「同じように勉強しているはずなのに、何故かアイツは自分よりも成績が良い。なんで?」「ソツなく、要領良く勉強できる人って良いな~」などと思ったことは無いでしょうか?
本書は、そんな疑問を解決すべく、頭の良い人が日頃どのように物事を考えているのかが解説されています。
著者の西岡壱成さんは、偏差値35から2浪の末東大合格を果たしました。西岡さんが東大合格を果たすためにおこなったことは「頭のいい人のやり方、思考法をパクりまくる」ことだそうです。
「思考法」というと、具体的にピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。でも、英単語の暗記方法一つとっても、その人がどんな「思考法」を使うかによって、手段が異なるのです。
例えばもし、「unite=結合する」という単語の意味を覚えるとしたら、どのように覚えますか?
「とりあえず覚えられればいいから、ノートにたくさん書いて覚えよう!」と、とにかく沢山見たり聞いたり書いたりして覚える方法と、「似たような単語に、“ユニフォーム”、“ユニーク”“ユナイテッド”があるな・・・”uni”ってどういう意味なのだろう?・・・“uni=1つ”という意味か!だから“unite”は、”複数のものを1つにする(結合する)”という意味なんだ!」などと、他のものと関連づけて覚える方法がありますよね。
本書では、後者の手段をとる思考法を「東大思考」の一例として紹介しています。後者の方が、他のものと関連づけて覚える分、より多くの内容を一緒に覚えることができるのです。また、英単語の意味の理解が深まる分、少ない労力で覚えられますね。
このように、思考法一つで、勉強への取り組み方が変わるのです。
本書と『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』、『「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる 東大作文』のシリーズを合わせると、累計30万部のベストセラーとなっています。
著者自身が「成績があまり良くないとき」を経験しているからこそ「頭のいい人の思考法」とそうでないものの差がわかりやすく書かれ、共感を呼びベストセラーになったのではないかと思います。
新学年から思考法を切り替えるきっかけの一つとして、本書を親子で一緒に読むのはいかがでしょうか。
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