著者:梅田 悟司
出版社:日経BP 日本経済新聞出版
詳細URL:https://amzn.asia/d/73zQ6SJ
皆さんは、自分の考えや気持ちを人に伝えたいとき、言葉がうまく出てこず、困った経験はありませんか?この本は、多くの人が抱える「自分の思いを言葉にできない」モヤモヤを解決する具体的な方法を提案しています。
「言葉にできない」と聞くと、つい「適切な語彙が見つからない」「良い表現が浮かばない」といった問題と考えがちです。しかし、真の原因は言葉の技術ではなく、相手に「何を、どう伝えたいのか」が明確でないことにあると著者は指摘します。
本書では、頭の中で考えている思考を「内なる言葉」と定義しています。内なる言葉を磨き、考えをクリアにすることで、伝えたいことをより正確に表現し、他者とのコミュニケーションを円滑にする方法を学べます。
私たちが考えるときには、必ず言葉を使っています。一方で、実際のコミュニケーションで重要視されるのは、発言や文章として表現された言葉です。この「内なる言葉」と「外に出る言葉」の違いに注目する筆者の視点には、新鮮な気づきを得ました。
思考を「内なる言葉」として深めるためには、考えを書き出すことが効果的です。紙に書き出すことで、頭の中だけでは見えにくい自分の考えを客観的に分析できるのです。
仕事、家庭、地域の交流など、様々な場面でのコミュニケーションに役立つ一冊です。日頃からコミュニケーションの難しさを感じている方には特におススメです。
「悔いの無い人生を送りたい。」
誰もが一度は心のどこかで考える願いではないでしょうか。
全国の60歳以上の方を対象にした「人生で後悔していること」に関するアンケート調査があります。
それによると、「もっと学べばよかった」という学びに関する後悔が最も多い結果となりました。
一方で、小学生の約3割、中学生の約5割が「勉強が嫌い」と答えています。子どもたちは勉強を「やらされている」と感じてしまいがちですが、年を重ねるうちに、学びの意義やその楽しさに気づけるのかもしれません。
学びは、学力向上や受験の成功といった目標達成の手段だけでなく、人生を豊かにするための大切な要素でもあります。東大セミナーも、生徒一人ひとりが学びの意義を実感できるように、成長にフォーカスを当てた指導に努めてまいります。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
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