2025年 各大学合格速報および難関大所感 - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2025.03.12入試対策

2025年 各大学合格速報および難関大所感


 

皆さんこんにちは。東進衛星予備校 金沢南校の北川と申します。

先週を主として、2025年度国公立大学前期試験合格発表がありました。今年の入試も、まずは一区切りというタイミングになると思います。

本日は東大セミナー各校舎、及び東進衛星予備校の本年度の合格実績について、速報をお伝えできればと存じます。また、簡単な入試に対する所感もお伝えできればと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 


目次

1.国公立大学合格実績

2.私立大学入試結果

3.今年度の入試所感


 

 

1.国公立大学合格実績


 

※速報値(3/12 13:45集計)※

京都大学 1人

北海道大学 1人

大阪大学 2人

 

神戸大学 1人

 

金沢大学 21人

富山大学 4人

石川県立大学 3人

石川県立看護大学  3人

福井大学 1人

長野県立大学 1人

信州大学 2人

長野大学 1人

新潟大学 3人

新潟県立大学 1人

上越教育大学 1人

千葉大学 3人

筑波大学  3人

お茶の水女子大学 1人

埼玉大学 1人

東京農工大学 1人

宇都宮大学 1人

高崎経済大学 1人

名古屋工業大学 1人

大阪教育大学 1人

兵庫県立大学 1人

兵庫教育大学 1人

神戸市外国語大学  1人

福知山公立大学  1人

尾道市立大学 1人

秋田大学 1人

 

 

 

2.私立大学入試結果


 

※速報値(3/12 13:45集計)※

 

北里大学医学部医学科 1人

 

東京理科大学 5人

上智大学 1人

 

明治大学 1人

青山学院大学 1人

立教大学 5人

中央大学 1人

法政大学 4人

学習院大学 1人

 

同志社大学 4人

立命館大学 7人

関西大学  3人

関西学院大学 4人

日本大学 4人

東海大学 1人

専修大学 2人

京都産業大学 13人

近畿大学 12人

龍谷大学 4人

金沢星稜大学 25人

金沢医科大学 6人

金沢工業大学 26人

金沢学院大学 5人

北陸大学 5人

北陸学院大学 2人

金城大学 5人

同志社女子大学 3人

京都薬科大学 4人

獨協大学 1人

東洋大学 5人

明治学院大学  1人

名城大学 2人

武庫川女子大学 1人

聖徳大学 1人

新潟医療福祉大学 1人

玉川大学 2人

京都橘大学 1人

神奈川大学 1人

摂南大学 1人

京都女子大学  1人

京都看護大学 1人

関東学院大学 1人

駒沢女子大学 1人

京都女子大学  1人

福井工業大学 1人

京都看護大学 1人

 

 

 

3.今年度の入試所感


 

今年度については新課程に入り初回ということもあり、共通テストに振り回された生徒が多かったことと思います。国語/英語の易化や新科目たる情報の簡単さに対し、歴史の出題範囲や理科の難化は牙を剥いてきたと言ってよさそうです。

ただし、正しく対策を打った生徒は大崩れすることもなく、むしろ高得点をマークしていた印象もあります(金沢南校から筑波大学に合格したとある生徒は、数IAと情報が満点で合計得点8割越えの圧倒的スコアをたたき出してくれました)。新課程初年度らしく、最上位生や中堅層は崩れにくい試験だったわけです。

こうなると来年度が大幅難化することはほぼ間違いありません。

今からしっかり対策を始め、夏頃には過去問演習を行うサイクルを確立できるかが勝負です。

 

各大学の入試傾向については、まず東大理科[1]について数学の難化があったことが挙げられるでしょう。

第1問や第6問などの比較的取りやすい問題を取ることは必要で、その他大問も(1)だけは取れるでしょう。しかし、第2問から大5問までは(2)以降が揃って難問でした(特に第2問は0点覚悟で極限と積分を入れ替えた人が出たのではないかと思うほど、高校範囲で処理するのは大変な問題でした)。第4問あたりは発想1つで大幅に絞り込める分、まだ狙い目かもしれません。

その他科目も、特に出題形式に大きな変更はなく、いつも通り大変な入試になったかと思います。

 

京都大学については、英語が再び4問構成に戻りました。大問1、2は2年ぶりに和訳や文章説明のみで、穴埋めの出題がない形式へと戻った反面、大問4では人工知能について短いエッセーを書かされるというハードな出題がありました。英語の出題がころころと変わるという意味では、2016年度からずっと続く京大らしさがあると言えそうですが、受験生にとっては本質的な英語力が求められるという点で厳しさが続きそうです。

数学は「手は動くが完答が難しい」というタイプの問題が幾つかあったように思います。特に理系第4問のベクトルは、見たことがあるようでないような面白い形式の問題であり、普段は道具として扱うことの多いベクトルを深掘りできたかが鍵でした[2]。何をすれば唯一性が示せるか悩み、よしんば何を使えばよいか分かっても、ミスなく計算しきるには確固たる計算力が必要な問題でした。

また、第6問では漸化式を設定するところまでは(京大を受験する人なら)誰でもできますが、解ける形に持って行けるかどうかは洞察と実験がポイントでした。これは以前の記事で解説しておりますので、良ければご覧ください。

 

両大学とも、共通するのは「基礎基本の徹底」と「過去問題を活用した対策」の重要性です。数学について言うのなら、普段扱っている公式や定理がいかにして成立しているのかを確かめることや、正しく答案や解答の論理の流れを追えるようになることが必要ですし、英語なら単語や文法の暗記のみならず、他の似た言い回しとのニュアンスの違いなども把握しておくべきでしょう。

そうして得た実力をもって、過去問の演習に臨んでいきましょう。

 

今年の所感としてはこのようなところです。

月末の記事更新では、上記大学に加え一橋大学や東京科学大学も含めて、いわゆる東京一工(東京一科)の整数問題について少し話せればと思います。よろしくお願いいたします。

 

 

[1] 東大では理系のことを理科と称するためこれに倣った。科目としての理科のことではない。

[2] 条件を満たす点が存在することは容易に分かるが、文系の問題と違ってそれが唯一であることを示すのは少し難しかったかも。

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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