皆さんこんにちは。
石川県金沢市・野々市市・白山市の学習塾 東大セミナーの花房です。
今回は、「受験勉強」についてお伝えします。
目次
「高校入試が近づいてきたな」「そろそろ受験勉強を始めないとな」と思っている皆さん、「受験勉強と普段の学校の勉強は違う!」ということはご存じですか??
「勉強なんだから同じじゃないの?」と思っている人、同じじゃありません!
正確に言うと、「普段の勉強だけでは足りない」ということになります。
なぜ普段の学校の勉強と同じではだめなのか、それは目的が異なるからです。
受験勉強はすなわち入試勉強です。
入試勉強とは、入試で点数を取るための勉強です。
では、入試とは何でしょうか。
入試とは「入学者選抜試験」または「入学試験」です。
つまり、入学者を「選ぶ」試験が入試です。
受験者が高校あるいは大学にふさわしいのかを選ぶ試験であり、皆さんは「選ばれる」ということになります。
もっと簡単に言えば「落とす人を決める」ために試験が行われます。
一方で、学校の試験はどうでしょうか。
学校でのテスト返却の際「落ちた~!」と言っている人はいませんよね。
学校のテストの目的は主に「理解度・習得度の確認」です。
入試と学校のテストでは目的が異なるため、当然テストの作りも異なります。
テストの作りが異なればそれに対する対策も異なるのは当然です。
受験勉強は何をすればよいのかを考える前に、「受験生とは」を知ってほしいと思います。
受験生とはどんな生徒でしょうか?
皆さんは「その年度に受験がある生徒」と答えると思いますが、私は違います。
受験生とは、「生活において、受験勉強の優先度が最も高い生徒」だと考えています。
何をするにおいても、それがどのように受験勉強につながるのかを考えているということです。
1日中勉強しなさい、ということではありません。
休憩をしてもいいですし、友達と遊んでもいいです。
ゲームをしたり、漫画を読んだりしてもよいと思います。
ただ、「受験勉強の効率を上げるために休憩をする」「今日友達と遊ぶことで、明日からの受験勉強をもっと頑張れる」など、それらの行動がどのように受験勉強につながるのかを考えているかどうかが重要です。
こうなると、例えば「ゲーム」についてはしない生徒が多くなります。
なぜなら、「ゲームは辞め時が難しく、ついだらだらとやってしまい受験勉強に悪影響を及ぼす」と考えるからです。
受験勉強をして合格したい!という人は、まずは「受験生」になってください。
それでは受験勉強について考えていきましょう。
この記事では、高校入試について考えていきます。
受験勉強のスタートは、「分析」です。
まずは、入試の分析をしてみましょう。
入試分析は以下の項目からしてみるとよいです。
<入試分析項目>
・大問構成(各科目実施)
大問はいくつあるのか、それぞれの大問で何が出題されるのか、配点は何点か
・出題形式
記述が多いのか、記号が多いのか。配点はどうなっているか。単元の偏りはあるか。
・平均点、合格点
平均点は何点か。自分の志望校の合格点はおよそ何点か。
いずれも、「数字」で分析してみてください。なんとなく見て、なんとなく多いな、少ないな、と思うことも大切ですが、入試は「何点取れるのか」で結果が決まります。
分析は数字とともに行う習慣をつけましょう。
入試分析が終わったら、自身の現状と理想のギャップを確認します。
例えば、「志望校の合格点は400点で、今のテスト(形式が同じ模試の点数が好ましいです)の点数が300点」であればギャップは「100点」です。
ここからは「どのように100点上げるか」を考えていきましょう。
5科目それぞれ20点ずつ上げるのか、理科と社会で70点あげて、国語数学英語で10点ずつ上げるのか、自身の得意不得意や現状に沿って決めていきましょう。
各科目の目標点を決めたら、次は学習内容の決定です。
どの単元で何点の伸びしろがあるのか、全科目具体的に書き出してください。
その後、どの単元を行って何点あげるのかを決めて学習に取り組みましょう。
「苦手だから頑張る」ではなく、「理科はあと30点あげるために電気と動物の分類をする。特に電機の計算と動物の記述が弱いから、応用の問題集を〇月〇日まで2周して全部解けるようにする」と具体的に言えるようになればひとまずOKです。
その後は、模試があるたびに上記自己分析を行いやることを更新するのが「受験勉強」です。
その日その日の勉強内容に明確な目的意識を持てるようになりましょう!
いかがでしたか。
今回は、受験勉強と普段の勉強の違いについて説明しました。
まずは「受験生になる」ことから始めましょう!
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