【1日何時間?】脱計画倒れ!圧倒的な勉強時間で差をつけろ! - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2021.11.09入試対策

【1日何時間?】脱計画倒れ!圧倒的な勉強時間で差をつけろ!


皆さんこんにちは。東大セミナーの花房です。

今回は、「受験生の勉強時間」についてお伝えします。

 

「1日何時間勉強すればいいのだろう?」「うちの子の勉強時間はこれでいいのだろうか…」受験生になることを決意した後、何か基準が欲しくなりますよね。

今回はそんな皆さんの不安、疑問にお答えし、さらに「圧倒的な学習量」を取るための計画の立て方を紹介していきます!

 


目次

1.受験生の勉強時間

2.圧倒的な勉強量を確保する「予定」の立て方

①勉強しない時間を決める

②勉強の予定は「時間」ではなく「量」で立てる

③勉強場所の予定を立てる

3.勉強の効率について

①いつ、何をするのが効率が良いか考える

②勉強時間のスケジュールの立て方を工夫する

③学校の授業の位置づけを変える

4.まとめ


 

1.受験生の勉強時間


「〇時間勉強すれば大丈夫」なる勉強時間はありません。

ただ、その上であえて目安をあげるのであれば、「平日6時間、休日12時間」です。

こちらについて、詳しくは後述します。

 

間違えてほしくないのは、「〇時間勉強したから大丈夫」ということはないということです。

同じ「10時間勉強」でも、人によってその時間で解き進めるページ数は異なります。

受験合格は「合格に必要なこと(テキスト、問題集)をすべてやりきる」先にあるものです。

〇時間勉強したから合格するのではなく、やるべきことをすべて行ったから合格するものだということを肝に銘じてください。

不合格となってしまうのは、勉強時間が足りなかったのではなく、やるべきことをすべてやりきれなかった(何かが足りなかった)ということです。

 

ただ、やるべきことをすべてやりきるためには、「勉強量」は必要です。

「圧倒的な勉強量(時間)」は間違いなく武器になります。

よりよい方法(質)を追い求め(=考える)ながら量をこなしていくことで、質が高くなっていきます。

質ばかり求めて、量をこなさないと結果的に質は高くなりません(頭でっかちというやつです)。

よりよい方法を考えながら、量を多くすることで、質も高まっていくのです。

また、勉強の成果は、質×量で決まります。

質の高い勉強法で、圧倒的な勉強量を確保できれば、素晴らしい結果を手にできます!

 

 

2.圧倒的な勉強量を確保する「予定」の立て方


「圧倒的な勉強量(時間)」の目安として、「平日6時間、休日12時間」をあげました。

皆さんはすぐに行動に移せそうですか?

「そんなにできない、する自信がない」という人もいるのではないでしょうか。

本項目では、予定の立て方を学びましょう。

予定の立て方に1つの正解はありません。

さまざまな予定の立て方を知り、自分に合った、自分がやり切れる予定の立て方を見つけましょう。

ここでは3つの予定の立て方をご紹介します。

 

 

①勉強しない時間を決める

「〇時~〇時に勉強するぞ!」と決める人はいませんか?

勉強の習慣づけには最適な予定の立て方ですが、「圧倒的な勉強量」の確保に対しては有効とは言えません。

休日に12時間勉強をする予定を立てたものの、「勉強をしなきゃ」という束縛感から気が進まず、結局できなかったという経験はありませんか?

 

そこで今回ご紹介するのは、「勉強しない時間を決める」です。

1日24時間のうち、勉強をしない時間を予定に入れます。

その時間以外はすべて勉強できる時間とするのがポイントです。

※勉強できる時間=勉強をしてもよい時間

 

例えば私であれば、

睡眠時間…8時間、食事2時間(3食、前後休憩含む)、お風呂など1時間

が勉強以外の時間です(8時間寝ないと1日が持たないです…)。

これらの時間(計11時間)を予定に入れると、残りの13時間が勉強できる時間です。

ご飯とお風呂とは別に1時間自由時間(YouTubeを見てもいいですね、勉強に関する動画ならやる気も上がるでしょう!)を取っても12時間の勉強は達成できます!

 

この予定の立て方のポイントは、「時間を無駄にしていること」に気づけることです。

勉強をしない時間以外で時間を使ってしまうと想定している勉強時間に満たなくなります。

その際に、「〇〇に余計な時間を使ってしまっている」と自覚できることにこの方法の最大のメリットがあります。

この方法で予定を立てると、「平日6時間、休日12時間」になります。

 

平日 睡眠時間7時間、食事2時間、お風呂など1時間、学校9時間

→5時間+学校の休み時間などで1時間=6時間

休日 睡眠時間7時間、食事2時間、お風呂など1時間

→残りの14時間のうち12時間

 

 

 

②勉強の予定は「時間」ではなく「量」で立てる

受験においては、時間ではなく、やるべきことをすべて行った先に合格があります。

したがって、普段の勉強から「時間」ではなく「量」で予定を立てるのが良いです。

まずは「〇月までに〇〇というテキストを〇周する」とやるべきことを決めましょう。

これを、全科目、受験終了までの年間予定を決めましょう。

「決められない…」という人は、

・学校の先生、塾の先生などに一緒に考えてもらう

・各月ごとに修正できる余裕を持った計画を立てる

 

としてみましょう。

「計画が立てられないから勉強できない」が最悪です。

修正を前提としてまずは取り組んでみてください!

 

このようにして年間、月単位の学習量を決め、これらを1週間、1日単位に落とし込めば自ずとやるべき量が決まります。

これらの量をやりきろうとすれば、勝手に勉強時間が増えるはずです。

勉強時間が増えるから学習量が増えるのではなく、学習量を増やすから勉強時間が増えるのです。

これが終わらなければやるべきことが終わらず、目標を達成できない(受験にも合格できない)と思えばやる気に関係なく時間を増やしますよね。

 

 

 

③勉強場所の予定を立てる

「集中力が続かない」という人はこちらも試してみてください。

人間の集中力が続くのは15分~90分と言われています(集中力の深さによって時間が異なるようです)。

最大でも90分ですし、90分間集中をした後は、少し長い休憩が必要になるでしょう。

また、同じ環境では集中力が続かないのも人の性格です。

「環境を変える」と集中力ややる気が復活することがあります。

 

このことを踏まえ、勉強する場所(環境)を予定に組み込むのも1つの方法です。

〇時~〇時は家の自室、〇時~〇時は学校の自習室、〇時~〇時は塾の自習室など、あらかじめ場所を決めておくこともいいでしょう。

「移動時間がもったいない」と思う人もいると思いますが、移動時間を休憩時間としてリフレッシュしたり、移動時間は英単語などの暗記物の時間にしたりと工夫すればもったいなくありません。

むしろ、1つの場所にこだわり集中力が落ち、勉強の質が低下する方が「もったいない」です。

 

 

 

3.勉強の効率について


ここまでのスケジュールの立て方で圧倒的な学習量を確保したら、次は勉強の効率を上げましょう。

以下は効率を上げるために考えてみてほしいポイントです。

 

 

①いつ、何をするのが効率が良いか考える

・取り組み始めでは、作業系の勉強を10分程度入れる

作業を始めて、筋肉を動かすと、脳の側坐核という部位が反応をして「作業興奮」がおこります。

部屋の掃除など、始めるまでは憂鬱だが、始めてしまうとのめり込んで一気に片付けてしまうような経験はありませんか?

これが作業興奮です。

勉強においても、取り組み始めたらやる気が出て効率が上がります。

取り組み始めの5分~10分では、計算や一問一答を紙に書いて答えるなど、筋肉を動かす勉強を入れてみましょう。

 

・1日のうち、早い時間帯で思考力が必要な科目(数学、物理、英語(2次)など)を行う

数学などの、高度な思考力を必要とする科目は、脳が疲れていない午前中などに行うと効率が良いです。

 

・1日のうち、遅い時間は暗記科目を行う

思い出して解くような科目は、あまり思考力を必要としないので、脳が疲れ出す夕方以降に入れても問題ないことが多いです。

 

・夜は暗記物を行う

夜になると、脳も疲れてくるため単純な内容が好ましいです。

前日の復習、1日の内容の復習、新たな範囲の実施(暗記物)、などに時間を使うと良いでしょう。

 

 

 

②勉強時間のスケジュールの立て方を工夫する

以下、私が行って非常に効果的だった勉強法です。

生徒の皆さんからも「集中力が続く!」と好評ですので、ぜひ試してみてください!

 

◎ポモドーロテクニック◎

ポモドーロ・テクニックは、エンジニアやデザイナーなどクリエイティブで高い集中力が必要な人を中心に取り入れられています。

ポモドーロ・テクニックの方法とは、短めの作業と短い休憩を繰り返すことです。

 

1.25分の作業(勉強)

2.5分の休憩

を1サイクルとして、
4サイクル(2時間)ごとに30分間の休憩を取る

これを繰り返します。

 

作業(勉強)時間が短いので、「その時間内に終わらせよう」と集中力が増します。

また、こまめに休憩を入れるため、集中力の回復も早く、高い集中力が持続しやすいです。

この勉強法のポイントは、「時間を正確に測ること」と「疲れ切る前に休憩すること」です。

25分の設定は、自身の集中力に応じて変更しても良いです。

ただし、自分で決めた時間で必ず行いましょう。

「もう時間だけどキリのいいところまでやろう」や「まだできそうだから限界までやろう」などの延長は絶対にNGです。

勉強の再開がうまくいかなかったり、集中力が落ちたりして、結果全体として効率が悪くなります。

 

 

 

③学校の授業の位置づけを変える

受験勉強を行うと、学校の授業が退屈に感じる場合もあると思います。

そのまま退屈に時間を過ごすのは非効率的です。

学校の授業と受験勉強を切り離して考えるのではなく、受験勉強の一環として学校の授業を取り入れられないか考えてみましょう。

例えば、演習を行う授業であれば、その科目の演習時間は学校の授業で取れます。

発表を行う授業であれば、自身の理解を深めるためのアウトプットの機会をその授業内で取れます。

解説を聞く授業であれば、自身の分からなかった部分を考える時間に適しています。

 

どうしたら合格するかを徹底的に考えれば、必ず効率が良くなります。

何も考えずに勉強をしていては効率は良くありません。

勉強時間を取れるようになったら、次は「考えて」効率を良くしましょう。

 

 

 

3.まとめ


いかがでしたか。

自分に合いそうな予定の立て方を見つけられた方がいらっしゃったら嬉しいです。

予定を立てるときに重要なのは、「やる気が出なくても続けられる仕組み」になっているかです。

完璧な予定を立てても遂行できない人は「やる気がない」のではなく「予定の立て方を知らない」だけです。

自分がやり切れる「予定の立て方」を見つけ、圧倒的な勉強量で夢を掴んでください!

SNSでシェアする
冬期講習のご相談・お申込みはこちら
カテゴリ
 

【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

ページTOPへ
Instagram X facebook
お問い合わせ・お申込みはこちら