こんにちは。
東大セミナーの山田です。
今回は、
“石川県公立高校入試
「英語」で差をつける英文法”
についてお伝えします。
目次
2021年度の公立高校の入試分析が
まだ発表されていないため、
確かなことは言えませんが、
今回の石川県公立高校入試「英語」は
間違いなく平均点が下がっていると思います。
これは私たちの教室の生徒からの声も
参考にしつつ、実際の問題も確認したところ、
昨年軒並み正答率が低かったタイプの問題の数が
多くなっていたことからも間違いないと考えています。
正答率が低い問題とは
本文を訳すだけでは解けない問題です。
図表の読み取りや、要約・計算など、
本文を訳すだけでは解けない問題の
出題数が大きくなったのは、
大学入学試験「共通テスト」の
英語リーディングの流れを
大きく反映させているなと思いました。
実用的な英語力を試す試験へと
大学入試だけでなく、高校入試も
変化していることが分かります。
この変化は今年に始まったことではありません。
ここ3年の間で石川県公立高校入試の形式が少しずつ変わっていました。
そんな石川県の公立高校入試「英語」において、
差をつけるためには英文を
正確に訳し、解ける問題を必ず落とさないことです。
そして時間内に英作文の問題まで解き切り、
見直しをする時間を確保できる速読力を身に付けることです。
速読力を身に付ける話はまた別途させて頂くとして、
正確に訳すために重要なことをお伝えします。
英文を正確に訳すためには、
英文法をどれだけ理解しているかが重要です。
英文法は、一通り学校でも習います。
教科書の英文を英文法をもとに訳す練習は
中学校でも行いますが、一通り学習しただけでは
正確に理解しづらい文法事項があります。
それが「時制」「関係代名詞」「不定詞・動名詞」です。
be動詞、一般動詞の「現在(進行)形」
「過去(進行)形」「未来形」
「現在完了形」は英文の構造の基本です。
まず英文の構造の基本を
理解していないければ、英文は読めません。
肯定文だけでなく、
「否定文」「疑問文」とその応答、
また命令形、禁止の命令形が、
瞬時に口から出てこなくてはなりません。
定期テスト対策で使っていた問題集は、
おそらく単元ごとにどれか一つの文法や
時制のみを扱っていたため、
混合問題になると混乱する可能性があります。
例えば、Are you a student?ときかれて、
Yes、 I do.と答えたり、
Do you usually go to school by bus?
と聞かれて、
Yes、 I am.と答えたり。
時制の混同もあるでしょう。
時制は、特に長文を読むときに、
いつの話なのかを知るうえで欠かせません。
中1までは英語は分かったのに、
中2の後半から分からなくなった、という人は、
おそらく複文に弱いのでしょう。
中1までは、I will go to school tomorrow.
I like to walk around the park.など、
単文(一つの主語と一つの動詞で構成されている文)しか出てきません。
ところが、中2の後半からは複文が登場します。
“I lived in Nara when I was young.”
“If you have time,please visit us.”
“I think that he is nice.”といった、
接続詞で複数の文がつながれた文が多用されるようになります。
これにより、一文の長さが長くなり、
また接続詞thatの省略などで、
そもそも二文であることさえ見抜けない、なんてことも起きます。
さて、複数の文章を一つにつなげる役割をする
語句の中で、もっとも多用されるのが、
おそらく関係代名詞です。
しかも、これを学校で教えるのが遅い!
中3の夏休みが終わってから教えることになっています。
学校で教えてもらうまで待っていては、
中3の夏休みの長文の演習をすることができません。
関係代名詞は長文の要ですから、
中3の夏休み前までには先取り学習しておく必要があります。
時制(動詞の変化)と関係代名詞が完成すれば、
あとはおまけの文法です。
その中で最もよく使われるのは、
to不定詞と動名詞でしょう。
特に、to不定詞は、動名詞とは異なり、
用法が複数ありますので、
文脈の中でどの用法で使われているのかを
分かるようになるには訓練が必要です。
以上の3つの文法は最優先項目です。
一通りの理解やワークができたと思う人は
総合問題型の問題集で上記3単元の問題演習を行いましょう。
ちなみに総合問題型というのは、
文法の問題だけではなく、
読解問題や英作文などを文法単元ごとに分けた問題集です。
東大セミナーで扱っている問題集では、
新中学長文問題集(税込1,650円)、
高校入試最新問題集英語(税込1,100円)が該当します。
是非、フォレスタや新中学問題集が終了した方は挑戦してみてください!
Copyright ©金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー All Rights Reserved.