みなさんこんにちは、東進衛星予備校東金沢校の大木です。
本日は、タイトルにあるように、古文のお話をさせて頂きます。古文は高校入学後に本格的に学習が始まる科目です。高校受験レベルの古文は、現代語訳が記されているものも多く、非常に易しいですが、高校に入ると、急に難しくなります。古文で躓きを感じている生徒も多いのではないでしょうか。どうすれば古文を得意科目にできるのか・・・。今日はそのコツを記していきます。
「英語の勉強は単語から。」というのは皆さん共通の考えのようです。言語である以上、単語がわからないと読解が出来ないのは当然です。
であれば、古文も一緒。まずはしっかり単語を覚える。センターレベルで約250語、二次試験レベルで約600語。たったそれだけ!
「助動詞の活用表を丸暗記。呪文を唱え続けて早一年・・・、古文の点数は低いまま。」
今、どきっとした方は要注意。これは学習全てに通じることですが、暗記することではなく、理解することが重要。もちろん最低限覚えるべきことはありますが、理解することで要暗記量は確実に減ります。
例えば暗記だけでは助動詞の識別はなかなかできませんが、接続助詞「ば」は已然形接続ということの意味と助動詞活用表を覚えておけば、「風波やまねば」の「ね」は已然形→已然形で「ね」だから打ち消しの助動詞「ず」が正体!というふうに理論的に解答にたどり着くことが出来ます。
今の世の中に常識があるように、平安の世にも常識はありました。そしてその常識は現在のそれとは異なります。古文における常識があるのとないのでは文章理解度は大きく変わってきます。そこで必要になるのが「古文常識」です。大学入試では350覚えれば十分!あっというまに平安時代の常識を身につけ、文章背景まで深く理解出来ます。
「鳥辺野(とりべの)の方など見やりたるほどなど、ものむつかしきも、何ともおぼえ給はず、かき乱る心地し給ひて、おはし着きぬ。・・・」(源氏物語「夕顔」)
なぜ、「ものむつかしき」なのでしょう?答えは簡単、鳥辺野とは、かつて火葬場があった場所だからです。
この古文常識を知っていれば、「鳥辺野(とりべの)の方など見やりたるほどなど」の時点で、物語の場面を具体的に想像することができ、その後の「ものむつかしき」感情を自然と感じることが出来ますよね。この知識がなければ、「むつかし」がわからなかった時点でアウト!しかし、「鳥辺野」の意味を知っていれば情景を思い浮かべることによって読解が可能になります。
さて、最後に挙げた古文常識ですが、東進の生徒は高速基礎マスター「古文常識350」で学習していますが、そうでない方はなかなか学習する機会がありませんよね。そこで朗報です。
来る7月20日(月・祝)に、東進衛星予備校金沢南校で、東進の実力古文講師吉野敬介先生による特別公開授業が開催されます!テーマはなんと・・・「古文常識」!!
これを機に、あなたの古文常識腕試しをしてみませんか?
お申し込みは、東セミグループ金沢南校・白山校・東金沢校まで。
席に限りがあるのでお申し込みはお早めに!
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