こんにちは、東進衛星予備校東金沢校の大木です。先週から私の担当する新高校1年生達が、新しい制服に身を包んで校舎に登校し、新しい季節の始まりを感じる1週間でした。
そのような中で、彼らから発せられた高校生活の感想として最も多かったものが二つありました。一つは「課題が多い」というもので、もう一つが「予習をしておいて良かった」というものでした。
古文の授業が始まって「難しい!」というクラスメイトを横目に予習の効果を身をもって実感することが出来たというN君。英語の授業の単語テストで圧倒的優越感に浸ることができたというT君。数学の予習を2時限先までこなす習慣がついたというM君。多くの生徒が高校入学後1週間という期間でこの春休みの努力の成果を実感することが出来たという事実は、非常に喜ばしいことでした。言うまでも無くこの成果は彼ら自身の努力の賜物以外の何者でもありません。彼らは既に最初の定期テストである中間テストに向けてのテスト勉強を開始しています。今からテスト結果が非常に楽しみです。
そこで今回は彼ら(3月11日に東進の学習を開始した新高校1年生)の春休み(公立高校入試最終日である3月11日から高校入学式前日の4月7日まで)の学習量について振り返ってみたいと思います。このブログを見て下さっている方の学習の一助になれば幸いです。
英語の学習に関しては、まずは「単語及び熟語の修得」が彼らの最初の試練でした。中学英単語・センター試験対策用英単語及び熟語、計3750語を彼らは3月中に修得しました。その後、東進の授業で動詞・時制・助動詞・不定詞までを学び、入学式を迎えました。先のT君の例にあるように、「英単語を知っている」というだけで、学校での授業理解度も飛躍的に高まったといえます。
高校1年での数学は「数学Ⅰ」「数学A」の二種類が存在し、学校によって進度の順序及び速度に差異があります。そこで彼らは各々の高校のシラバス(授業順序及び速度が記されているもの)を基に我々が作成した受講計画に沿って東進の授業を進め、入学式前までに中間テストまでの授業範囲の学習を終えました。現在はその範囲の計算演習を、学校の問題集(チャートなど)や高速基礎マスターを使って進めています。
高校国語の最初の難関は、間違いなく「古文」です。高校入試における古文は、単語及び助動詞の数が高校古文のそれに比べて圧倒的に少なく、文章の約も本文横に記載されているケースが多いため、難易度はそれほど高くなく、「なんとなく解ける」という生徒も少なからずいたことでしょう。しかし、高校古文は次元が違います。単語や助動詞の絶対数が圧倒的に多くなるだけでなく、活用の修得や本文和訳という作業も必要になってくるため、ほとんど全ての生徒が4月に時点で躓きます。そこで彼らはまずセンター試験対策用の古文単語250語を全て修得し、その後東進の授業で用言・助動詞の活用や本文和訳の力を身につけ、入学式を迎えました。今日登校した生徒も「ラ変動詞について予習していたから授業が良くわかった」と言っていました(この発言自体、彼の学習が進んでいることを示しています)。
以上のように、彼らのこの春休みの努力は、確実に彼らの高校での学習理解を支えており、ひいては彼らの学習に対するモチベーションを高い次元で維持させている要因となっています。5月からは、中間テスト・期末テストと学習が忙しくなっていくとともに、総体が始まり部活動も多忙を極めます。2週間後に控えたゴールデンウィークはこれまでの学習の遅れを取り戻す、あるいは今後多忙になる高校生活で生じるかもしれない学習の遅れを先取りしてカバーしておく絶好のチャンスです。是非みなさんも今一度やるべきことを明確化し、無駄のない高校生活を送って下さい。学習面でのお悩みが御座いましたら、随時学習相談を受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
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