和顔愛語(わげんあいご) - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2014.02.01塾長ブログ

和顔愛語(わげんあいご)


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センター試験は終わったけれども、これからが受験の本番です。当然、受験生は本番が近づくにつれナーバスになります。そこで「落ち着いて平常心でやれ」と言ってみてもなかなか上手くいきません。それで上手くいけば誰も苦労しません。学校でも不安と焦燥からこの時期かえって騒がしくなったりします。本番が近づくにつれ集中力を発揮できる生徒はそれだけで素晴らしい才能です。

 

それでは受験生の周りにいる者としてどのような接し方が良いのでしょうか。それは、笑顔に尽きると思います。家庭の中で笑顔を絶やさないこと。特に母親の笑顔の影響が大きいものです。「原始、女性は太陽だった」との平塚らいてうの言葉を待つまでもなく、家庭における母親は太陽のような存在です。子供というのは母親の喜ぶ笑顔が見たくて頑張ることもままあるのです。

 

表題の「和顔愛語」は禅語の一つです。笑顔と慈しみのある言葉の重要性を示す言葉です。鎌倉時代に曹洞宗を開いた道元禅師は「愛語は愛心よりおこる。愛心は慈心を種子とせり。愛語よく廻天の力あることを学すべきなり」と言って愛語の重要性を説いています。廻天の力というのは天を引き回す程の力という意味です。なんと凄い力でしょう。笑顔と慈しみの言葉で暖かく見守ることが大切です。

 

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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