女優竹内結子さんの死にふれて - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2020.09.30保護者通信

女優竹内結子さんの死にふれて


 

 

私の尊敬する人物に田坂広志氏がいる。

氏の講演をたまたま

YouTubeで聴く機会があった。

タイトルは「死生観を持とう!」

というものであった。

 

「死生観」の骨子は3つであった。

1つは「死は必ず訪れる」、

2つ目は「人生は1度だけ」、

3つ目は「いつ死ぬか分からない」であった。

 

どれも当たり前のことであるが

私たちは日頃これらについて

深く考えることが少ない。

 

いや、ほとんど考えないと

いったところではなかろうか。

 

田坂氏の言わんとするところは

死生観をもつことで充実した人生を送ることが

できるのではないかということであった。

 

しかし、私たちは死という

深刻で重いテーマについて、

むしろできるだけ考えないことで

日々を過ごしているという面があるように思える。

 

それにしても年を重ねるにつれて、

あと何年生きるかと

逆算して考えることが多くなった。

来年は古希を迎える。

男性の健康寿命は確か72歳だったと思うが、

もう少しでその年齢に届く。

人間だれしも悔いのない人生を送りたいと願うが、

はたしてそのように行くだろうか。

 

人間の性としてどのような人生を送ろうが

何らかの悔いは残るのではないか、

とつい思ったりする。

 

たしかに田坂氏の言う「死生観」を持てば、

有限な時間の持つ意味も違ってくる。

「一日一日を大切に生きよう」といった姿勢、

考え方につながる。

 

竹内結子さんの悲報で改めて死について考えた。

果たして彼女は死について

どんな考えを持っていたのだろうかと。

一ファンとしてとても残念でたまらない。

いまはただご冥福を祈るばかりである。

 

 

 

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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