あなたは何のために働くのですか、と聞かれたら何と答えますか。人にはそれぞれ事情があり、人生観、価値観も異なりますから、様々な答えが予想されます。
ある人は、家族を養うためであり、また自身の夢・志を実現するためであったり、人として成長するため、もっと物質的に豊かな生活をおくるため、周囲から認められるため、など多様な考えがあると思います。もっとも多くの人にとっては以上のことが複合的に存在するのではないかと思います。
生物としての人は生きていく上で何らかの形で働かざるを得ません。しかし「人はパンのみに生くるにあらず」という意味で何か働く動機が必要ではないでしょうか。日頃から「仕事の動機」について関心があります。それは何のために生きるか、に直結すると思うからです。1日の大半を仕事に費やし、そこから対価を得て生活している身として、何らかの考えを持つことは決して無駄ではないと思います。
仕事は楽しいことばかりではありません。苦しいことも、辛いこともあります。それを乗り越えるには仕事に対する考え、思想を持つことが大切に思います。このことは、今注目されている非認知能力としてレジリエンス力(逆境を生き抜く力)を身につける一つの方法ではないでしょうか。
一方で自身が思い描いた夢や志、あるいは目標が達成できなかったとしても、これだけ努力したのだから人として成長しているはずだ、という考えがあってもよいはずです。「仕事の報酬は成長である」という言葉があります。
学習についても同じではないでしょうか。結果を過剰に意識せず、今できることに全力で取り組むことが大事です。その取り組みが必ず人としての成長につながるはずです。
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