「自分の人生は運が良い」 - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2010.10.01塾長ブログ

「自分の人生は運が良い」


日本の著名な経営者の一人に松下幸之助がいるが、その松下幸之助は、かつて社員の採用面接で必ず聞く事がらがあったという。それは「あなたは自分の人生について運が良いと思いますか、それとも悪いと思いますか?」だったという。そこで「自分の人生は運が悪い」と答える人は不採用になったと聞いている。

 

自分の人生はただ一つであるが、それをどの方向から見るかによって、運が良いか悪いかが決まるのであって、運が良いと思える部分に光を当てれば、全体で運が良いということになり、その逆なら悪いということになる。同じ一人の人生であっても見方によって結論が180度異なるわけである。松下幸之助は、おそらく「運が良い」と答える人の方が将来伸びるし、そういう人にこそ幸運がもたらされと信じて疑わなかったのであろう。

 

近ごろ、自己啓発書などでよく「プラス発想・志向」の大切さが強調されているが、自分の人生は運が悪いと思う人に「プラス発想・志向」しろといっても土台無理な話である。たった一つの質問項目でその人の価値観、人生観、志向性など、すべてを見抜いてしまうのだから恐れ入る。

 

明石家さんまと大竹しのぶの長女の名前は「いまる」であるが、その由来は「生きているだけで丸もうけ」から来ているらしい。もっとも大竹しのぶは「今を生きる」から採ったと著書で述べているようだが、どちらにしてもこれこそプラス志向の最たるものではないだろうか。自分では「生きている」つもりでも、時には「生かされている」と思うだけでも随分肩の力が抜け、自由になれる。

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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