学ぶということ - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2014.04.03塾長ブログ

学ぶということ


 

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学ぶ意義については100人居れば100通りの考え方があるだろう。生きていく上での知識を得ることはもちろん人生の選択肢が広がることや、知識・知恵・文化を後世に伝えることなど幾つか挙げられる。現実的には学んで高等教育機関を出れば就職に有利などと親が子に伝えることも多い。宮城谷昌光の小説に「学問は弱い人間が必要に迫られてするもので、勇猛な武将には必要ない」という中国古代の武人の言葉があったが、かつて学問とはそのようなものであったのかもしれない。

 

「学ぶ」ということは「真似ぶ」から来ていると言われる。先人が営々と築いてきた知の体系をなぞり身に付けることにより豊かな人生を送る。これは誰も否定することができない事実だと思う。小中学の義務教育で習うことは概ねこれに属する。98%の生徒が高校に行く現在、高校教育の内容もこれに含まれるだろう。一見無味乾燥に見える教育内容も人間が生きていく上でなくてはならないものである。小学生用のプリント教材にドリルと名のつくものがある。これは訓練を意味し、言いえて妙である。

 

近ごろ学ぶ意義についてこう考えるようになった。学ぶということは「現状の自分と夢・志を結ぶ架け橋である」と。もっと具体的に夢・志を目的と置き換えてもよい。経営学で言うところの経営戦略論に相当する。つねに何時までに何をどう行なうかが問われる。学ぶということを通して私たちは戦略的に物事を考え実行する訓練をするのである。これは学問のみならすスポーツや習い事などにも通ずる普遍的なものと言うことができる。良い結果は優れた戦略とその実行力にかかっている。

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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