これはロータリークラブという経営者、専門職業人からなる組織で古くから大切にされている行動訓です。以下に示すと、
「言行はこれに照らしてから」
1.真実かどうか?
2.みんなに公平か?
3.好意と友情を深めるか?
4.みんなのためになるかどうか?
の以上です。これは二十世紀初頭に会社再建を依頼されたシカゴ在住のロータリアンによって考案された行動原則です。この4つのテストで会社をみごと再建し以来世界のロータリークラブの重要原則として大切にされて今日に至っています。
特に1について簡単にいうと、これは「嘘偽りがないかどうか」です。「真実」というとどこか哲学的、宗教的なニュアンスがあり、かえって分かりにくい面があります。職業人の集まりである団体としては「嘘偽りがないかどうか」がぴったりです。昨今の食品偽装の問題は正しく1の原則にかかわる問題です。ロータリーでは職業倫理を重視しますが、それが1の原則につながっています。産地偽装、客の食べ残しの付回しなど老舗割烹料理店の信用も地に落ちた感がありますが、とても残念なことです。創業者が苦労して築いた名店もあっけなく廃業のようです。「天網恢恢疎にして漏らさず」自戒したいと思います。
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