この一年ほど大きな出来事が起こった年を知りません。新年早々の2月にロシアのウクライナ侵攻、7月の安倍元首相の暗殺、年末にかけてコロナの感染拡大などが挙げられます。
特にロシアのウクライナ侵攻や安倍元首相暗殺に至っては、この21世紀の時代にヨーロッパでそして日本でこういうことが起こるのか、といった驚きを禁じ得ませんでした。
また、ここ数カ月で閣僚が4人も統一教会との関係や、失言、公職選挙法、政治資金規正法違反などで辞任するに至っています。東京オリンピックにまつわる贈収賄事件もまだ全容が解明されていません。一体この国の政治はどうなっていくのでしょうか、暗澹たる気持ちに襲われます。
産業界でも相変わらず我が国の労働生産性の低さや実質賃金の停滞など課題が山積しており有効な改善に向けての入り口が見えない状態です。
一方、明るい出来事もありました。ワールドカップにおける日本代表の活躍です。大舞台でサッカー大国のスペイン、ドイツを破ったことは日本のサッカー史上に燦然たる結果として記録されるものです。暗い世相の中、国民に勇気と感動をあたえました。
今年は「五黄の寅」(ごおうのとら)の年といわれ強い運気のある年で物事が始まる年ともいわれました。
令和5年は「卯」年で「癸卯」(みずのとう)という60年に1度の年回りで物事が収まり次の段階に飛躍・発展する年だという。
ウクライナに平和がもたらされ、コロナが収束に向かうことを祈念して今年最後の「巻頭言」といたします。
1年間、ありがとうございました。
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