ポジティブ心理学の発達が著しいようだ。 この分野は当社でも社員の読書課題として取り上げたテーマで 予てより関心を持っていた。 ポジティブ心理学では「幸せ」を2つに分けて考えている。 これは古代ギリシアの哲学から議論されているものだが、 ヘドニア(快楽追求型)とユーダイモニア(生きがい追求型)である。 ヘドニアはいわゆる五感が感じる快楽で 美味しい食事や好きな音楽を聴くなど短期的な快楽である。 一方のユーダイモニアは自...
中野信子さんの「世界で通用する人がいつもやっていること」を読みました。帯の「脳を活用したすごい仕事術!」というコピーがとても新鮮で興味を引かれて手に取りました。一編が短く、タイトルにあるように世界で活躍している人たちのエピソードが、脳科学の知見とともに展開されていて興味深く読みました。何か生徒に役立つ情報はないか、と読み始めたのですが私自身にも大いに参考になると同時に昔から漠然と言われてきたことにも合理性があることなどがわかりました。 その中に「目...
人間は生きてる限り不安がつきまとうのか。私の父88歳、母87歳の様子を見ても日々不安と戦っているのではないか、という節がある。ちょっとした体の変調にも過敏に反応し、狼狽していることがある。先日、母が太腿から内出血し、そのうちに腫れ上がり痛みから歩くのにも覚束なくなった。見ると真っ黒(紫色?)に足が変色しているのである。「医者を呼んでくれ」と母から懇願されたが生憎祭日のため無理だと言いうしかなかった。もともと母は心臓の病気を持っており、血液をサラ...
いわゆる「森友・加計問題」についてワイドショー、新聞、週刊誌などを通して興味深く見てきた。何故なら、私立小学校や大学の獣医学部の新たな設置という教育に関連する事件であり自然と関心を持った。それに最近の政府の「集団的自衛権の容認」や、「特定秘密保護法案」、「共謀罪」など異論が多い中で審議を十分尽くすことなく強行採決したことについて違和感を覚えており、安倍一強といわれた政治状況に変化の兆しを感じていたこともある。また「森友・加計問題」は国の行政のあり方について「忖度」...
「夏は受験の天王山」とは古くから言われている格言である。40数年前の高校二年生の時に担任の先生から、「この夏から勉強に本腰を入れないと有名大学に入れない」と聞いた記憶がある。もちろんそこに至るまでの学力により多少の違いはあるが、的を射た言葉だと思う。受験生に限らず他の学年においても学習の遅れを取り戻したり、もっと先に進める絶好のチャンスである。夏の太陽のごとくカッと熱くなって学習に向かって欲しいと思う。 個人的な話になるが私は四季の中で一...
14歳の天才棋士の話題で持ち切りです。加計学園問題やら女性代議士の暴言・暴行問題がマスコミを賑わしていますが、藤井聡太君の棋界における活躍は一服の清涼剤であり私たちをワクワクさせてくれます。なんとデビュー以来破竹の29連勝(6月26日現在)を飾り、およそ30年ぶりに新記録を達成したわけですから世間が騒ぐのもうなずけます。棋界デビューもこれまでの加藤一二三さんの14歳7ヶ月より5ヶ月早く、この点でも新記録となっています。加藤棋士が登場した時は「神武以来の天才」と評さ...
働き方改革が新聞紙上を賑わしている。電通の女子社員の過労を苦にした自殺も相まって世情の話題に上ることも多い。働き方改革でいうところの働き方の問題と過労死の問題は一応別の次元だと思うが重なるところもあるのではないだろうか。それは端的に言って労働生産性の問題である。労働力不足が必至な状況で企業の成長は一人当たりの付加価値の増加にかかっている。これからは時間あたりで生み出す成果を増やすことが求められる。残業漬けは、それと相容れずこれからの企業のあり方として不適切と言わざ...
時間の流れの速さを感ずる。俗に年齢分の1の割合で感ずるというが、まんざら外れていると思わない。あと生きて何年ということを時々口にするようなった。 それは消極的な意味というより、積極的な意味で言う場合がほとんどだ。それは逆算で考え、目的をもって生きるという決意と結びついている。また健康ということにも考えが及ぶことが多くなった。近ごろ平均寿命に対して健康寿命が注目されている。聞くところによると72 歳位のようだ。私はこの5月で66歳になるからそんなに多く時間が残され...
近ごろ、人生の処方箋ともいうべき幾つかの考え方に出会った。一つは、いま話題のアドラーという約100年前に活躍した心理学者の「課題の分離」ということである。例えば、勉強しない子供に対して親は何とか勉強させようと様々な対応をすることがあるが、その多くは上手く行かない。何故なら勉強することは子供の課題であり、親が「勉強しなさい」ということは子供の課題に土足で踏み込むことであり、衝突をさけることができないとする。それならば、放任主義で良いのかというと、そうでもなく子供が何...
先日、ポジティブリーダーシップに関する研修が東京であり参加した。講師はアメリカのミシガン大学教授キム・キャメロン博士。主催は社員研修など幅広く企業経営のコンサルティングを専門にする会社である。以前からアメリカの最新のマネジメント理論にもとづく社員研修には定評があり、当社も何度かお世話になったことがある。行動科学に関する研究は日本よりアメリカの方が率直に言って進んでおり、多いに参考になる。日本からアメリカのビジネススクールにMBA(経営学修士)を取りに優秀な人材が留...
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