塾長ブログ アーカイブ - 16ページ目 (18ページ中) - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
    

塾長ブログ

  • 2009.11.01塾長ブログ
    「貧困率15,7%の衝撃」

    先日、厚生労働相が日本の相対的貧困率が15,7%であることを発表した。これは国内の低所得者の割合を示す指標で、国民一人ひとりの所得を順にならべて真ん中になる人を定め、その額(今回の調査では230万円)の半分に及ばない人が全体のどれだけいるかという数字だ。OECD(経済協力開発機構)の2004年度調査では日本は30か国中悪い方から4番目で14,9%であったが今回の2007年度調査(政府が初めて行う)で悪化したことが明らかになった。   原因として非正規社員の増加が第一に挙...

  • 2009.10.01塾長ブログ
    「秋の風景」

    黄金色に覆われた田園風景に見とれていたのもつかの間、シルバーウィークにはアッという間にあちこちの田んぼは刈り取られてしまった。少し寂しい気もするが収穫をすることで一年の農作業の一区切りがつく。何年ぶりかで実家の稲刈りを妻と二人で手伝った。稲刈りと言っても機械で齢八十の父が行うのを手伝う程度である。しかし機械が入りにくい畦そばの一列目の稲株を草刈鎌で刈る醍醐味は充分味わえた。ザクッという音が何とも気持ちよく、いつの間にか夢中になっている自分がいた。刈り取った稲の実を袋詰めにしたものを直ぐ近くに...

  • 2009.08.01塾長ブログ
    「小学部の充実」

    有効求人倍率が0.44と依然厳しい経済不況が続いています。一部大企業に明るい兆しが見えるとはいえ中小企業にとっては出口の見えない暗闇に覆われています。資本主義対社会主義の対立に勝利したといわれる資本主義ですが、特に昨今の金融資本主義にどこか危うさと疑わしさを感じます。政府は大型予算を組んで景気刺激策を講じますが、消費者の先行き不安から消費がなかなか伸びません。そういう中で教育投資の方はまだ堅調なようです。いささか旧聞に属しますが昨年の金融危機の後の日本経済新聞のアンケートによりますと、約8割...

  • 2009.07.01塾長ブログ
    「態度を選ぶ」

    衆議院の解散の時期が毎日のように取り沙汰されていますが、9月10日の任期切れも間近に迫り、支持率低迷にあえぐ麻生首相の選択の幅もどんどん狭まり苦しい状況が続いています。昨日の自民党選挙対策委員長による東国原宮崎県知事の担ぎ出しには正直なところ驚きました。東国原知事の全国に向けての宮崎県のアピールが高く評価されて、地元の支持率が90%近くあるとのことですが、その人気を当て込んでの行動でしょう。確かにこれまでにもタレント議員は沢山いたし、今回の件を一方的に非難するものではありませんが、政府自民党...

  • 2009.06.01塾長ブログ
    「失敗を恐れない」

    失敗しない人間など何処にも居ないのだが、失敗を恐れて結局何もしないということがある。要は失敗から何を学ぶかが大事で、それを次に活かせば良いだけのことだ。受験についても合格すれば、それに越したことは無いが失敗しても次のステップで頑張れば良いではないか。 好きな諺に「人間万事、塞翁が馬」がある。塞翁が飼っていた馬が逃げた。しかしある時その馬が駿馬を連れて戻ってきた。喜びもつかの間その駿馬から子供が落馬して怪我をしてしまった。ところがそのお陰で戦争が始まったにもかかわらず兵役に取られずに済んだと...

  • 2009.05.01塾長ブログ
    「趣味」と「仕事」

    趣味が多彩で話題の多い人に逢うと羨ましいと思うことがある。しかしその思いが長続きしないところをみると、さほど強く感じていないということだろう。かつてスポーツではスキューバダイビング、ゴルフなどを少しかじったが続かなかった。能鑑賞、日帰り温泉、料理、ドライブなどは趣味というより、単なる息抜きといった方が良いだろう。趣味は所詮趣味といった考えがどこかにあり中途半端に終わっているのではないか。 幼い頃から父親から「仕事を趣味とするような人間になれ」と言われてきた。もしかしたらそれが潜在意識にあり...

  • 2009.04.01塾長ブログ
    悲喜交々

    今年の入試もようやく終わりました。やれやれという安堵感と来年に向かってより一層頑張らねばという意気込みが交錯した複雑な心境です。受験において100%合格で無い限り、やはり反省をしなければならず、それを今年の指導に生かさなければなりません。 合格者には浮かれることなく次のステップに向かって欲しいという願いと、不合格者には捲土重来、次を期して欲しいと思うのは毎年同じことです。3月末ですがもう既に次の目標に向かって取り組んでいる生徒を見かけます。彼らの頭上に満開の桜が咲くことを祈らざるを得ません...

  • 2009.03.01塾長ブログ
    日本映画のアカデミー賞受賞に思う

    暗いニュースが続くなかで日本の映画「おくりびと」がアカデミー賞外国語映画賞受賞という明るいニュースが飛び込んできた。監督が富山県高岡市出身ということも嬉しい限りだ。この作品で話題になっている「おくりびと」なる専門の人が存在することについては知らなかった。死を忌み嫌う風習があるなかで大変な仕事という感が強い。 ユダヤ人の葬儀にも同じような儀式があるということで共感性が高かったのでは、という意見があるがはたしてどうなのであろう。ライバル作品が戦争を扱う一方で、「死」という、これまた根源的なテー...

  • 2009.02.01塾長ブログ
    「日日是好日」に思う

    先だって、森下典子著「日日是好日」(新潮文庫)読んだ。久しぶりのホームランといった読後感で何人かの知り合いに思わず紹介してしまった。テレビの書評番組でたまたま見て購入したのだが、今は紹介者に感謝したい。「日日是好日」とは中国の禅の書物「碧巌録」にある言葉で、掛け軸などによく見かける。内容は著者が二十歳から始めた茶道について、その時々に思ったこと、感じたことを素直に書いてあり、文章の見事さと相まって読者を引きつけてやまない。 茶道などの習い事でまず感じるのは、細かい決め事が多くその堅苦しさだ...

  • 2009.01.01塾長ブログ
    2008年を振り返る

    9月に起こったアメリカ発「金融危機」はあっという間に世界に広がり、100年に一度といわれる不景気に見舞われている。少し前まで史上最高の利益などと伝えられた日本の自動車会社も非正規社員の契約打ち切りなど、この度の金融危機の深刻さを示している。 このままでは失業率も上昇(すでに有効求人倍率は0.8となっている)し、大学を出ても就職できないということも珍しくなくなる。厳しい世の中になったものである。北京オリンピックに沸いた8月から1ヶ月も経たないうちに、一部評論家を別にして誰がこのような状態を予...

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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