塾長ブログ アーカイブ - 13ページ目 (18ページ中) - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
    

塾長ブログ

  • 2012.07.01塾長ブログ
    「知は愛、愛は知である。」

    表題は哲学者西田幾多郎の言葉である。言葉の意味は、知れば知るほど対象が好きになり愛するようになる。 また、対象を愛すれば愛するほど対象について知りたくなりなる。ということのようだ。 男女の恋愛を考えれば凄く分かりやすい。相手のことが好きになり愛するようになると、 とにかく相手のことが気になりもっと知りたくなる。そして知れば知るほど愛おしくなりより一層愛が深まる。 言われてみればごく当たり前なことなのだが、それは恋愛だけに限らない。   自分が所属する団体・組織についても...

  • 2012.06.01塾長ブログ
    「量が質に転化する」

    物事において、よく「質か量か」といった二項対立的に論じられることがある。 私の場合はまず量が大事だと考える。量があってこそそこから質が生まれると思うからだ。 仕事や勉強においても十分な量から見えてくるものがあり、始めから質を求めても軽く、上滑りになるだけである。   学習について、「うちの子は勉強の仕方が分かってないので、それを教えてやってください」と親御さんから頼まれることがある。 それについては予習・復習、テストの見直し、参考書・問題集の利用の仕方など一通りのことを...

  • 2012.05.01塾長ブログ
    「何ごとも成果を出すには」

    個人の仕事の成果は一般的に、次の公式で説明できるとされる(高橋俊介「人材マネジメント論」)。 《個人の仕事の成果=期待成果イメージ×能力×コミットメント》 (1)自分はどんな成果を出すことを求められているか。 どんな成果を出したいかを正確に理解している(期待成果イメージ)、 (2)その成果を出す能力がある(能力)、 (3)成果を出さなければならないというコミットメントがある(コミットメント)、 これら三つの要素の掛け算が、仕事の成果として現れてくるのである。(前掲書P132) &n...

  • 2012.04.01塾長ブログ
    「高校受験をふり返って」

    春分の日を過ぎても肌寒い日が続き桜が待ち遠しいこの頃です。受験シーズンが終わり、悲喜こもごもですが、結果については厳粛に受け止めこれからの指導に活かしていきたいと思います。 高校入試については、これまで通知表の評点も考慮するということで行われてきましたが、入試本番の点数が決定的に重要であるということがはっきりしてきました。 最後の最後まで気を抜かずに頑張ったものが勝利する仕組みということができます。   それから小論文・作文を廃止して、入試問題の中で記述力を...

  • 2012.03.01塾長ブログ
    「情熱をもって取り組めるもの 」

    ピーター・ドラッカーは「リーダーにとって一番大事なことは自分を知ることである。何故ならば、マネジメントは自分の考えが色濃く反映するからである。」と断じている。一方古代ギリシャの哲学者タレスは「この世で一番むずかしいことは自分を知ることである」と喝破している。自分を知ることは他人を知ることより難しいと思うことがある。生徒面談・父母面談は当社の業務の中で最も重要なものの一つであるが、担当者の自分に対する理解があって始めて内容ある面談ができるものと確信している。   当社では...

  • 2012.02.01塾長ブログ
    「あきらめない・あせらない・あなどらない」

    予備校界で永らく古文のマドンナとして活躍された荻野文子先生の受験生に向けた色紙に「あきらめない・あせらない・あなどらない」とあったのを今でもくっきり覚えている。 「あ」で始まる言葉でこれほど巧みに受験にあたっての心構えを表現したものをいまだに知らない。これらはどれも大事だが「あきらめない」が一層重要だと思う。あせってもいけない、あなどってもいけないけれど「あきらめ」たらそこでお終いだからだ。   いまテニスは全豪オープンがたけなわで錦織圭選手の活躍で話題になっているが...

  • 2012.01.01塾長ブログ
    「経験」と「体験」

    東京で大学受験浪人をしているとき、予備校の現代文のテキストのなかで森有正の文に出会った。確か一橋大学の入試問題だったと思うが、いたく難しい問題でさすが一橋と思ったものである。出展は「遥かなるノートルダム」という随筆であり、その四季折々の描写が美しく、その中で著者独自の哲学論が展開されているものであった。その入試問題に手も足も出なかった私は、さっそく筑摩書房の同書を購入し繰り返し読んだことを記憶している。   いくつかの短編の随筆からなる同書であるが、一貫して追求している...

  • 2011.12.01塾長ブログ
    「錦繍の秋」

    今年も紅葉の時期になりました。今年の紅葉は一週間ほど遅いと聞いています。 真っ赤に色づいたもみじを見る度に綺麗だなと思う反面、やがて訪れる冬の景色に生命の儚さを感じます。時に冬は死の世界と言われることがあります。 生命の循環からいえば、確かに冬は死の世界かもしれません。しかし、その後に澎湃と湧き出ずる春の息吹を思うとき、冬=死の世界は無くてはならないものです。 古くからある輪廻転生の考えは、このような自然観からきているのかもしれません。   生命の誕生に意味がある...

  • 2011.11.01塾長ブログ
    「わが社の行動原則」

    一 時を守る、一 場を浄める、一 礼を正す、の三つをわが社の行動三原則としています。   これは森信三という先年亡くなられた教育学者・哲学者の言葉としてつとに知られています。彼によると、この三原則が守られると組織が活性化し、甦ることになります。 このうちのどれ一つとっても、とくべつ目新しいものではありませんが、いざ実行となると徹底するのが難しいものです。   基本動作こそ徹底するのが難しいものです。しかし、それができて習慣化すれば職場はもちろん、...

  • 2011.10.01塾長ブログ
    「有終の美」を飾る

    始まりがあれば、終わりがある。これは人生の鉄則である。出逢いがあれば、別れがある。これもまた然り。この五月に還暦を迎え、あと何年生きて、その間に何ができるかなどと考えるようになった。人間として生まれてきたからには、何か自分にしかできない使命があると考えている。ただ生きるために生きるのでは納得がいかない。これまで大勢の人々と出逢い多くの愛情にめぐまれ、自分なりに幸せな人生であった、と素直に思う。   まだ十年は仕事に打ち込みたいと念願するも、五年という中間点で達成感を得た...

カテゴリ
 

【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

ページTOPへ
Instagram X facebook