生徒が喜ぶ褒め言葉【声かけの姿勢編その①】 - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2014.11.25教室の様子

生徒が喜ぶ褒め言葉【声かけの姿勢編その①】


 

こんばんは!

金沢校の北村です!

保護者の皆さんは、普段お子様にどんな褒め言葉を

かけてあげていらっしゃいますか?

これからお子様のモチベーションが上がる声かけ、褒め言葉をご紹介していきます。

初回の今日は、具体的な言葉ではなく、お子様のモチベーションを上げるための保護者の皆さんの

心構えについて少しお話しましょう。

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生徒達は、私達が考えている以上に、周りの大人の言葉、大人の話に素直に反応します。

そして、その言葉を発した人の「考えていること」「感じていること」まで見抜いています。

 

大人の言葉に対する生徒達の反応は、

その大人が発した言葉に対する反応ではなく、

その言葉を発した大人の「考え」や「感情」に対する反応です。

 

「うちの子は私の言うことを全然聞かないんです。」

「うちの娘は反抗ばかりして、全然勉強をしないんです。」

というご相談を毎年何百といただきます。

生徒達はその言葉の裏側を見ています。

「お母さんは、あたなの将来のために、あなたの進路のために、なんて言ってるけど、

本当は自分の子どもがちゃんとしとかないとお母さん自身が困るからじゃないのか?」

要は、

「本当は僕のために言っているんじゃなくて、自分のために言ってるんじゃないの?」

多くの生徒が言葉にせずとも心に抱いている気持ちです。

お母さんが目くじらを立てて怒るのは、「僕の勉強がお母さんの利害」に関係しているからだ。

お母さんの利益を損ねるようなことを僕がするから、お母さんは僕に怒っている。

 

お子様たちは、保護者の皆さんの声色、表情、振る舞い、もちろん言葉の内容も含めて、

そういったメッセージを受け取っているケースが多くあります。

そして、保護者の皆さんの中には少なからずその推測にヒットしている方もいらっしゃるようです。

「テストが近づいてきているのに、勉強しない息子を見て不安になっている自分の気持ち」

「入試まであと少しなのに、一向に模試の点数が上がらず焦っている自分の気持ち」

「塾や予備校でたくさんお金を払っているのに、全然結果が出ないことにもったいないと思っている自分の気持ち」・・・

いかがでしょうか?

保護者の皆さんの気持ちの中に、当てはまるものはありませんか?

少しでも上記のような気持ちが保護者の皆さんの中にあるようなら、生徒はそれに感づきます。

 

このように、自分の気持ちを害する結果、状況が目の前に現れた時、人は周囲の原因を探し、

その原因の改善に努めようとします。この場合はお子様の勉強に対する姿勢や結果です。

「あなたのために」

という前置きをつけて、善意の指摘の風貌を呈していますが、受け取る側の生徒には

言葉の裏側まで見えてしまっていると考えてよいでしょう。

 

ではどうすればいいのでしょうか?

色んな方法がありますが、まずは保護者の皆さんがお子様に指摘、叱責をする前に

「今から自分が言おうとしているのは、子どものためなのか?

それとも自分の気持ちにおさまりをつけるためなのか?」

と、自問自答してみてください。

この1クッションを入れるか入れないかで、お子様の受け取る姿勢が全く変わります。

同じ言葉を発するときも、このことについて一度立ち止まってみてください。

実は私、今こんな偉そうなブログを書いていますが、生徒とのやりとりの中で

大きなミスをしてしまったことが何度もあります。

それこそここではおおっぴらにできないような数々の失敗を

繰り返してきました。

今日はこれくらいにして、次回はその失敗を例にあげて、お子様への効果的な声かけのポイントを

更に深めてお話を進めていきます。

高校入試まで残り3ヶ月と少し、大学入試センター試験まで残り約2ヶ月です。

家庭内の雰囲気も机に向かうお子様の集中度に出てきます。

大切な時期だからこそ、しっかりサポートできる声かけをしていきましょう!

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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