みなさまこんにちは、
東大セミナーの大木です。
いよいよ4月。
新たな学校や学年での1年がスタートします。
この時期は、
学習する量や質が一気に変化するため、
生徒のみなさんも学習ペースをつかむのに
苦労する時期ですよね。
校舎での手帳指導や
グループミーティングの機会に、
しっかりと学習計画を立てて、
先生に確認してもらい、
一歩ずつ着実に学習を進めていきましょうね。
さて、今回は、新高校1年生に向けて、
高校での学習(予習・授業・復習・テスト)の
ポイントをお伝え致します。
目次
高校に入学すると、
学習のサイクルが予習中心になります。
各授業で、毎回予習範囲を指定され、
これをこなしてきたことを前提に
授業が進みます。
したがって、
予習無しで授業に臨んでしまうと、
一気に学習に遅れが生じてしまうことになります。
ですので、必ず予習は実施しましょう。
ただし、予習に時間をかけすぎるのは厳禁。
予習にほとんどすべての学習時間を
費やしてしまって復習する時間がなくなり、
予習は完璧なのに学習が定着せず
結果が出ないというのは
高校1年生が陥りやすいパターン。
予習の目的は、
それ自体を完璧に行うことではなく、
予習をしたときに
どこがわからないのかを明確にし、
その箇所について授業中に解説されたときに
集中して聞くことができる準備をすることにあります。
すなわち、予習とは、
授業時間を均質なものでなくす
(授業時間の50分にメリハリをつける)
ために行うものなのです。
また、予習とは基本的に
未習範囲の学習になるので、
当然時間がかかります。
しかし、
勉強の中心はあくまでも復習ですから、
予習に時間をかけ過ぎてしまうのは本末転倒。
予習にかける時間を最小化するための環境づくり
(質問できる環境、調べられる環境など)
を心がけましょう。
授業は、「必ずここを理解しよう」という
目標を立てたうえで受けるようにしましょう。
例えば50分の授業の場合、
50分間ずっと同じ程度の集中力を保つのは難しいです。
ですから、
予習段階でわからなかったことをまとめておき、
その箇所の解説が始まったときに
一気に集中力を高めるような受け方が望ましいです。
もちろん50分を通して
最低限の集中力は必要ですが、
それ以上にメリハリをつけて
授業を受けることが大切ということです。
勉強には、「わかる」と「できる」の段階があります。
そして、テストで評価されるのは
「できる」問題のみです。
テストを受けて、
全部の問題が「わかる」状態でも、
解答用紙が白紙だと0点ですからね。
したがって、「できる」を増やす行為が
「勉強」であるといえます。
そうすると、予習とは、
「わかるとわからないの選別行為」であり、
授業は「わからないをわかるにするための時間」
であるため、両方「勉強」には該当しません。
真面目に予習をして授業を受けているのに
点数が上がらない生徒は、
まさに「勉強」に該当する行動をとれていない、
すなわち復習ができていないということなのです。
ですから、
復習の時間をいかに確保するかが
大切になってくるわけですが、
予習に時間をかけすぎて
復習できていないという状況に
陥らないようにするためにも、
予習の意義を理解し、制限時間内に
効率よく終わらせられるようにしましょう。
定期テストで確実に結果を残していくには、
十分な準備が必要ですし、
大学受験で結果を残すには、
十分な復習が必要です。
定期テスト対策としてテスト前に
ワークやテスト範囲の
勉強をする生徒は多いですが、
テスト後に受験に向けて
テストの見直し解き直しを実施する生徒は少ないです。
大学入試の範囲はとてつもなく広いので、
定期テスト毎に確実にその範囲の修得度を
最大化しておくことがとても重要です。
ですから、テスト前の勉強だけでなく、
テスト後の勉強も意識して取り組みましょう。
大きく環境が変わる高校生活。
そのスタートを良いものにできるように、
これらの点に気を付けながら高校生活を送ってみて下さい。
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