周りと差をつける復習の方法とは? - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2021.05.12勉強法

周りと差をつける復習の方法とは?


こんにちは。東大セミナーの篠原です。

 

5分でいい気分を味わえる予習の仕方

授業を制する者が勉強を制す!?授業の受け方

に引き続き、

今回は「復習の方法」についてお伝えしたいと思います。

 

 

 


目次

1復習にも2種類ある!インプット型復習とアウトプット型復習

2インプット型復習の具体的な方法

3アウトプット型復習の具体的な方法

4インプット型復習は短時間でできる!

  アウトプット型復習はまとまった時間が無いと難しい

5復習のタイミングは「その日、次の日、日曜日」

6勉強を他のものに例えると復習の意義がわかる

7「復習」で周りと差がつく理由


 

 

 

1復習にも2種類ある!

インプット型復習とアウトプット型復習


 

 

「復習」の方法と一口にいっても2種類あります。

 

それは「インプット型」の復習と

アウトプット型」の復習です。

 

インプット型復習とは、

いわゆる「知識を覚える」作業のことを指します。

英単語・漢字・古文単語・数学の解放・理科や社会の用語暗記

前回授業で習った内容の見直しなど、

知識の定着を目的とした復習を意味しています。

 

アウトプット型復習とは、

定着した知識を使う」作業のことをいいます。

例えば、問題集を解いたり、

友達に授業で習った内容を説明することなどです。

 

 

 

 

2インプット型復習の具体的な方法


 

上にも少しご紹介いたしましたが、

インプット型復習の具体的方法を以下に記載いたします。

 

・その日の授業のノートを見直す

・習った範囲の教科書や参考書を読みなおす

・英単語帳・古文単語帳を繰り返し読む

・模試や問題集などの解説を繰り返し読む

・英語のリスニング音源を繰り返し聴く

 

教科書や参考書を繰り返し読むことで、

そこに書かれている知識への理解がさらに深まります。

 

細かい取り組み方は

自分自身に合ったものを取り入れてください。

 

「教科書を何回も読むなんて・・つまらない!」

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方は、以下の記事をご覧ください。

 

本の読み方が変わる!”東大主席が教える超速「7回読み」勉強法”

 

「7回読み勉強法」とは、

繰り返し本を読むことで、内容を頭に定着させる勉強法のことです。

世の中にはこのような勉強の方法で

東大に受かった人も居ると思うと、

繰り返しテキストを読み込む意欲が湧いてきませんか?

 

 

 

3アウトプット型復習の具体的な方法


 

アウトプット型復習の具体的方法を以下に記載いたします。

 

・問題集を解く

・授業やテストで出た問題の解き直しをする

・友達、家族、先生に習った知識を説明する

・英語のリスニング音源を聴いて、シャドウイングする

・一問一答形式の参考書などを、赤シートで隠して問題を解く

 

 

 

4インプット型復習は短時間でできる!

アウトプット型復習は

まとまった時間が無いと難しい


 

例えば、「バスケのシュート練習をしたい!」と思っても

よっしゃ!通学時間を有効活用するために、電車でシュート練習するぞ!

とはいきませんよね。

シュート練習するためには動きやすい服に着替えたり、

ボールやバスケットゴールが必要です。

つまり何が言いたいかというと、

アウトプット型復習それに適した場所と時間が必要ということです。

問題を解くにしても、電車やバスで問題集を広げて

集中して解く、ということはできないと思います。

 

だから、電車やバスなどではインプット型復習、

学校・塾の自習室・図書館の学習スペース・自宅などではアウトプット型復習と

環境に応じてどちらのやり方が有効かを考え、使い分けることが大切です。

 

 

 

5復習のタイミングは

 「その日、次の日、日曜日」


 

復習をする時は1度で一気に終わらせるのではなく、

短い時間で何回かやることが効果的だそうです。

スポーツや音楽、美術なども練習を何回かやらないと

手本の通りできるようにならないことと同じだと思います。

 

その復習のタイミング・回数ですが

わかりやすく「その日、次の日、日曜日

という語呂合わせで覚えると良いでしょう。

例えば、こうするのはいかがでしょうか。

 

その日・・・その日の夜寝る前10分間、授業で習った内容を見返す

     (1教科2分でザっと見返す)

次の日・・・朝5分、昨日習った内容を見返す(1教科1分でザっと見返す)

      夜、1教科その週にやった範囲の問題を解く

日曜日・・・1週間で習った内容を見返す・問題集を解く

 

日曜日ではなく、土曜日でも大丈夫です。

このスケジュール通りに復習するとなると、

毎朝昨日習った部分のノートを5分復習して、

夜は1科目問題集などを行い、寝る前にその日の復習、

週末にその週のノートを全部見返して問題集を解く・・・

という形になります。

 

もし、実際にやった時にスケジュール的に不都合がでたら、

自分なりにやりやすい方法に変えてみるのが良いでしょう。

 

 

 

6勉強を他のものに例えると復習の意義がわかる


 

 

こういった勉強法を

スポーツや習い事など、他のものに置き換えると

より、勉強法に対する理解が深まるのではないでしょうか?

 

例えば、勉強を美術に置き換えてみましょう。

美術でいうインプット型復習

デッサンのやり方について覚える

画材の使い方・特性について覚える」ことです。

 

アウトプット型復習

実際にデッサンをする

画材の特性を活かした作品制作を行う

ことになります。

 

いくらデッサンのやり方を知っていたとしても、

実際にデッサンをしてみないことには上手くならないのと同じで、

勉強も、覚えたことを使って問題を解かない

テストで点数が取れるようにはならないのです。

 

※また、勉強と美術をおきかえると、

美術の世界ですごく評価される人は、評価される理由を「才能があるから」

という一言だけで認識されている場合が多くあると思います。

油絵の世界で言えば、ピカソは「天才」と称されていますが

何の下積みも研鑽もなく、突然「天才」と評価された訳ではなく

その土台として、伝統的な油絵の技法の修得があってこそ

新しい絵画の様式を打ち出せることができ、

評価されるにいたったのではないでしょうか。

 

学校の美術の時間は

インプット(本を読んだり、画材の使い方などの説明)の時間よりも

アウトプット(実際に制作を行う)の時間の方が多いように、

スポーツや音楽などでも、上手くなろうと思うと

暗記したり本を読むよりも、練習の時間の方が圧倒的に必要ですよね。

このことからもわかる通り、勉強もインプット中心ではなく、

アウトプット中心の方がテストで点数がとれるようになるのです。

 

 

 

 

7「復習」で周りと差がつく理由


 

 

人は1度聞いただけの話だと内容をすぐに忘れてしまいます。

何度も本やノートを読み返して「忘れない状態」つまり、

記憶が定着した状態になるのです。

 

頭の良い人は、何故勉強ができているのでしょうか?

すぐ覚えられる才能を持っている

もともと頭がいい

そのように思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、東大に受かるような頭の良い人も、

あ~・・・なんでこんなに覚えられないんだろう・・・

と、思うことがあるんだそうです。

 

多くの人は「覚えられない・・・あきらめよう」とあきらめてしまいます。

 

それでも東大に受かるぐらい頭のよい人は

覚えられない・・・!だからこそ

 覚えられるように繰り返し復習しよう」と、

自分の脳の性質を直視して行動しているそうです。

だから、「勉強ができる人」になるのです。

 

成績アップのためには「すぐに単語を覚えられない自分」を直視して、

覚えるまで復習して、知識を定着させることが重要です。

 

復習は、同じことの繰り返しです。

新しいことを学ぶ新鮮さがなく、

退屈に思うかもしれません。

 

しかし、そんな退屈さがあるからこそ

復習は他の人から抜きんでるチャンス」なのです。

 

是非、この記事を読んで下さった方には

普段の勉強の中にさらに復習を取り入れていただけると幸いです。

 

 

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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