こんにちは!東進衛星予備校東金沢校の大浦です。
シルバーウィークは天気のいい日が続きましたね。日中は暖かいですが、夜になるとぐっと冷え込み秋を感じます。
さて、今日は、東京工業大学の教育改革についてお伝えしていきたいと思います。
東京工業大学は、旧帝国大学に並ぶ理系最高峰の大学です。
そうした日本を代表する大学の教育改革に注目してきましょう!
入試方式については、現状、大きな変更点があるわけではありません。
しかし、東京工業大学は少し特殊な入試形式になっていますので、その点をまずお伝えします。
通常、国公立大学は、1月中旬に実施されるセンター試験と2月下旬に実施される二次試験の合計によって合否が決まることがほとんどです。
しかし、東京工業大学の場合はセンター試験は足きりにのみ利用されます。東京工業大学の二次試験の受験資格として950点中600点以上得点すれば、あとは二次試験の得点結果のみで最終的な合否が判定されます。
2年前に担当していた生徒が東京工業大学に入学したのですが、センター試験の合計は720点ほど。
実はそのセンター試験の内訳は理系科目(数学ⅠA、ⅡB、物理、化学)はほぼ満点、英語も200点中170点。
しかし国語は実は200点中100点にも満たない点数でした。
とにかく理系に特化した大学なので、理系教科のスペシャリストになることができれば、合格を勝ち取ることができるのです。
従来の「学部」と「大学院」を一体化した「学院」と呼ばれるものが創設されました。
(画像参照)
従来の学科に捉われることなく、より大きなくくりでの履修がこれにより実現されます。
この「学院」の創設により、学士(学部卒業により得られる学位)と修士(大学院の前期課程修了により得られる学位)、そして修士と博士(大学院の後期過程修了により得られる学位)の教育カリキュラムがスムーズに履修することが可能になります。一定の条件を満たせば、学士過程の学生が、修士課程の科目を先取り履修することも可能になります。
また、この学部改編のほか、クォーター制の導入、学年進行にかわる「達成度進行」制度の導入、アクティブラーニングの積極的な導入、オンライン学習環境の整備など、時代の変化にあわせ、様々な教育改革が計画されています。
世界トップクラスの研究者を輩出するという大学の使命感がこの教育改革から見てとれますね。
とくに、学部生が修士課程の授業を履修可能になったり、学士~博士までの履修がよりスムーズになったりと、今まで以上に勉学に励む環境が整ってきているのではないでしょうか。
こうした時代の変化に合わせた取り組みも大学選びの一つの参考にしてみてください。
以上、東進衛星予備校東金沢校大浦でした!
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