みなさんこんにちは。東大セミナーの大木です。
今回は、中学生向けに、中学社会の勉強をお伝えします。
社会は苦手!という生徒も、正しい勉強法と暗記法を身につければ、ぐんぐん点数を伸ばすことが可能です。
ぜひ、実践してみてください!
目次
中学社会は、地理、歴史、公民の3分野から構成されています。
石川県の公立高校入試では、例年地理、歴史、公民ほぼ均等配点でバランス良く出題されていますので、いずれの分野も重要です。
そして、社会の学習において、最も重要なポイントは「深い理解」を得ることです。
これは言い換えれば「自分の言葉で説明できる」状態まで理解度を深めるということです。
社会というと暗記のイメージが強いと思います。
しかし、単純に語句だけを丸暗記するよりも、できごとの関連性を意識したり、背景を理解したりする方が、より深くより多くの知識を覚えることができます。
ましてや石川県の公立高校入試は記述問題の配点比率が高いという特徴があるわけですから、記述問題対策も見据えて「深い理解」を得る学習を進める必要があります。
例えば、「西岸海洋性気候」って何?例えば「承久の乱」って何?例えば「三権分立の目的」って何?というように、語句を学習する度に、その語句を自分の言葉で説明できるところまでを学習と定義して勉強を進めていけば良いわけです。
そして、このような学習を実現するためには、自分で調べることができる環境が必須です。
例えばインターネット環境、出典の信憑性に不安がある場合は電子辞書など、とにかく「これなんだ?」と思ったときに瞬時に調べられる環境で勉強しましょう。
対象を調べるときには、ビジュアルも併せて調べておくと、より理解も深まりますし、何よりも記憶に残りますので、パソコン(ビジュアルとテキストデータ)と電子辞書(より確かで正確性が担保されているテキストデータ)の両方があればベストです。
例えば地理の勉強をするときには、Google earthを使って調べれば、国家全体の物理的立体的なビジュアルイメージだけでなく、各種建造物や、各国のリアルなストリートまで覗くことができるので、まず面白さが全然違います。
地中海性気候のイタリアを調べればリアルなブドウ畑まで見つけられますからね!
このような調べ癖は、社会だけでなく、あらゆる学習(5教科以外の学習も含む)に有効な手段です。
高校生になると、予習ベースの学習になりますし、学習範囲も一気に増えるので、中学生のうちから調べ癖を身につけておきましょう。
暗記が苦手だという生徒と、暗記が得意だという生徒の差はなんでしょう。
先天的な才能?
もちろん違います。暗記の学習法が違うのです。
暗記が苦手だという生徒がやりがちなのが、ひたすら一問一答を赤シートで隠してぶつぶつ呟く「input偏重型」の学習。
例えば紙に書いたり、テストをしたりといったoutputが全くない。
outputは本番のテストなんてことも…。
一方で暗記が得意だという生徒はinputとoutputのバランスが良く取れている「バランス型」の学習法。
例えば単元毎に、語句を覚える時間、覚えた語句をテストする時間、テストで間違えた語句をもう一度覚え直す時間というように、一連の学習サイクルの中にinputとoutputがバランス良く織り交ぜられているのです。
inputとoutputの黄金比は3:7。
この比率を意識して暗記の学習法を変えるだけで、大きな成果が見込めます。
これは特に地理や公民範囲でいえることですが、教科書で学習した知識と、現実社会での出来事を結び付けて、単なる知識を生きた知識にすることは、記憶強化という意味でも、深い理解という意味でも重要です。
そのために、ニュースや新聞などで、社会で習った語句が出てきた際は、その文章をじっくり読んで理解し、説明してみる練習を取り入れていきましょう。
なかなかタイムリーなニュースがないときは、学習した語句を軸にニュースを検索してみるという方法が有効です。
社会とは、その名のとおり私たちが生きる社会を学ぶ学問です。
地理では社会全体の物理的な側面を、歴史では社会全体の歴史的背景を、公民では社会全体の政治的経済的側面を学習していきます。
だからこそ、現実社会での出来事に触れながら、常にリアルタイムで情報を検索できる環境での学習がより有効になるのです。
ぜひ上記3点を取り入れた学習を始めてみてください。
点数が驚くほど変わりますよ!
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