東大セミナーの吉長です。今回は、「中学校入学で気づく小学校との違い」についてお伝えします。
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お子様を持つお父さんやお母さん方のような成人した大人の皆さんや、ご兄弟のいるご家庭の皆さんなら、ご自身の経験を踏まえ、その変化は容易に想像つくことも多いかと思います。ただ、お子様を取り巻く環境は、社会の変化とともに変容しているのも事実です。小学生の間はある程度親の管理のもと、行動していたお子様も、自律的に行動し、その行動範囲も時間も広がっていく時期でもあります。ご自宅に帰ってくる時間が遅くなったり、交通手段の選択範囲も増え、友達同士、もしくは個人で移動したりすることも増えるでしょう。
中学校で部活動に入ると日々の生活は、部活動中心になることも増えます。もちろん小学校の間、多くの習い事をしていた人からすると変化の差は見られないかも知れません。中学生の部活は平日5日間の内4日、土日2日間の内1日ないし両日は練習日や試合があり、「何もない日が珍しい」なんてこともよくあります。運動部においても、部活動+クラブチームでの活動という状況が年々当たり前になってきている状況も増えてきています。
地域によって、また中学校によってなど力の入れ方はそれぞれありますが、思いのほか日々の生活の中で部活動の優先順位が明らかに高い状況にはなりやすいです。また、人間関係の変化としても、先輩後輩という関係性もこの部活動によって初めて認識し始めることが多くあります。
教科によって先生が異なり、授業スピードも一般的には早くなります。習熟度別に分かれたクラス編成を行う学校もありますが、自律的に学習に取り組めない状況があると、学力に大きな差が生まれてきます。そして、大きく状況が異なってくるのが、テストの位置づけです。小学校では100点取って当たり前だったテストが、中学校ではしっかり対策をしないと高得点は取れません。小学校の時には出来ていたのに、どうして・・・。と悩む保護者さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか。
小学校から中学校への入学での変化があるということは、お子様にとって大きな成長の機会であると同時に悩みやストレスを抱え、自分一人の力では思うように行動できなくなる可能性もあります。中1ギャップという言葉をご存じでしょうか?環境の変化にストレスがかかるように、多感な中学校時期ではその変化に対応できない人も出てきます。そういった時に支えてあげられる家族の存在は非常に重要になるでしょう。中1ギャップに悩まないよう、できるだけ中学校生活の状況をイメージできる話をご家庭ですることも重要な位置づけになります。
中学校の生活に慣れてからでは、中1ギャップを防ぐことは手遅れになってしまうかもしれません。小学校のうちに、中学校に入学してからの変化を想定し、学習面の心配ごとを減らせるよう、早めに中学校範囲の予習に取り組むことも非常に重要なことです。
学習塾に通うのは「受験生になってから」と思われている方は一定層いらっしゃると思いますが、お子様の状況によってはこの考え方がプラスに働かない可能性があります。取り巻く環境は、教育改革・入試改革と合わせて大きな社会に影響して変化していっています。親御さん世代の学習の環境と大きく異なっています。
高校受験の対策は学校の内申点(調査書)も含め、中学校に入学した時点でその影響があります。また、積み上げ式の教科である英語・数学・国語といった教科、記述問題が頻出する理科・社会の教科は受験学年の1年間でしっかり身に付けるには限界があります。
中学入学時から、学習法の確立、各教科重要単元の理解など、学習の土台構築のための取り組みが何より、高校受験期、高校生になってからの大学受験期に大きな影響を及ぼします。
「部活が忙しいから・・」「子どもが行きたがらないから・・」など学習塾の活用はなかなか優先順位が上がりにくい状況もあるかも知れませんが、東大セミナーでは先を見据えた指導が当たり前に行われています。学校でのテスト結果をきっかけに、またお子様の将来の可能性を伸ばすサポートとして、学習塾という存在を活用することが重要なのだと考えます。
ご自宅のお近くにありましたら、ぜひご相談だけでもお声がけしてみてください。
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