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2021.03.03勉強法

中学 理科の勉強法


皆さんこんにちは。

東大セミナーの花房です。

 

今回は、「理科勉強法(中学)」

についてお伝えします。

 


目次

1 理科の勉強法のポイントは

  「理解」と「記憶」

2 「理解」の勉強法

3 「記憶」の勉強法

4 分野ごとの勉強法

5 まとめ


 

 

 

 

1 理科の勉強法のポイントは

  「理解」と「記憶」


 

「理科は暗記!」といわれることも

まだまだ多い科目ですが、

暗記だけでは点数を

取れなくなってきています。

 

特に石川県の公立高校入試は

記述問題が多いのが特徴で、

ただ覚えているだけでは点数が取れません。

 

そこで大切になるのが「理解」と

「記憶」のバランス、そして勉強法です。

 

 

 

2 「理解」の勉強法


 

「理解」では、教科書、参考書、

ワークの解答解説の言葉を大切にしましょう。

 

教科書を読んで「大体こういうことだな」と

解釈することは危険です!

 

教科書などの言葉は、

原理原則を理解するために最も適切な表現です。

 

この表現を自分で変えて解釈してしまうと、

原理原則を誤って理解してしまう可能性があります。

 

上記を踏まえて、以下のステップで「理解」の勉強をしてみましょう!

 

 

  • ①教科書や参考書の説明を、言葉や表現を変えることなくそのままノートに書き写す。
  • ②書き写したもののうち、よくわからない言葉・単語にマーカーを入れる。
  • ③マーカーを入れた言葉の意味を、教科書や辞書を使って調べる(先生に質問してもOK!)。
  • ④調べて分かったら、マーカーの下に言葉の説明を書く。

 

 

以上のステップを踏めば、

原理原則を正しく理解し、

問題を解くときに応用することができます!

 

 

 

3 「記憶」の勉強法


 

「記憶」では、覚えたい事柄を、見る「回数」、

思い出す「回数」を大切にしましょう。

 

「覚えるのが苦手」という生徒はたくさんいます。

何を隠そう、私自身暗記は最も苦手です。

 

以下の「記憶」のメカニズムを知った上で、

「記憶」の勉強法を実践してみてください。

 

 

具体例をあげてみます。

 

1日だけ30分話をした人の名前。

1日1分、30日連続で話をした人の名前。

 

どちらの人の名前の方がより覚えていられるでしょうか。

 

 

同じ「30分話した」人でも、

30日話をした人の方がより印象に残りますよね。

 

「記憶」においては、1回の密度よりも、回数が重要です!

 

そもそも、人は忘れる生き物です。

 

例えば、友達とケンカしたとしましょう。

 

ケンカをしたことやその理由を

いつまでも明確に覚えてしまっていたら、

仲直りすることは難しいですよね。

 

忘れるからこそ仲直りをすることができ、

円滑に生きていくことができます。

 

そんな中、

脳が重要だと判断した情報は

「記憶」していきます。

 

つまり、勉強した内容を覚えるためには、

脳に「重要だ」と思わせる必要があります。

 

何度も目にしたり、

何度も思い出そうとしたりする内容は、

脳にとって「重要な」情報です。

 

以上を踏まえて、

以下のステップで「記憶」の勉強をしてみましょう!

 

 

①教科書や参考書の内容を、

 図や表を使ってノートにまとめる

 (教科書の図や表を写してもOK)。

※ポイント

 覚えたいものはオレンジペンで書くこと!

※ポイント

 図や表が重要です!

 理由は次の項目で説明しています。

 

 

②ノートにまとめてから

 3日間は毎日まとめた内容を見る。

※ポイント

 赤シートを使ってまとめを隠し、

 オレンジペンで書いた内容を思い出すと効果UP!

 

 

③ノートをまとめてから

 1週間後にまとめた内容を

 見る(最終確認)。

※ポイント

 以降も定期的に見る・思い出す機会を作ると

 いつまでも忘れません。

 

 

 

 

4 分野ごとの勉強法


 

 

中学校で習う理科は大きく以下の4分野に分けられます。

(1)物理分野

(2)化学分野

(3)生物分野

(4)地学分野

分野ごとに「記憶」と「理解」比率が異なります。

正しい比率で2つの勉強を実践することがポイントです。

 

 

 

(1)物理分野

物理分野は「理解」の比重が大きい分野です。

各学年で習う物理の単元は以下の通りです

(学年は2020年度のものです)。

 

  • ・1年生:光・音・力
  • ・2年生:回路とオームの法則・電気とそのエネルギー・電流と磁界・電磁誘導
  • ・3年生:力のつり合い・物体の運動・仕事とエネルギー

 

公式を覚えるだけでなく、

原理原則(なぜそうなるのか)を

「理解」する勉強に力を入れましょう。

 

 

 

 

(2)化学分野

化学分野は「記憶」の比重がやや大きい分野です。

各学年で習う化学の単元は以下の通りです

(学年は2020年度のものです)。

 

  • ・1年生:物質とその性質・気体の性質・水溶液・物質の状態変化
  • ・2年生:原子と分子・化学式・化学変化と化学反応式・化学変化と物質の質量
  • ・3年生:電解質と非電解質とイオン・電気分解・電池とイオン・酸とアルカリ・中和とイオン

 

気体の性質、金属の性質といった物質の性質は、

表にしてまとめて「記憶」しましょう。

計算問題の分野は、

どうしてそのように計算できるかを

「理解」しましょう。

 

 

 

 

(3)生物分野

生物分野は「記憶」の比重が

非常に大きい分野です。

 

各学年で習う生物の単元は

以下の通りです(学年は2020年度のものです)。

 

  • ・1年生:植物の分類・植物のからだのつくり・植物のはたらき
  • ・2年生:生物と細胞・人体・動物の分類
  • ・3年生:生物の成長と細胞分裂・無性生殖と有性生殖・遺伝の規則性       

 

生物学には、「分類学」という分野があります。

各生物の共通点と相違点を見つけ、

グループ分けすることが分類です。

 

そもそもが「分類」する学問なのですから、

勉強する際も「分類」する、

つまり「図や表」にまとめて

勉強するようにしましょう。

 

まとめた後は、何回も見て、

思い出すことで「記憶」してください!

 

 

 

 

(4)地学分野

地学分野は「記憶」と「理解」の

比重が同じくらいの分野です。

 

各学年で習う地学の単元は以下の通りです

(学年は2020年度のものです)。

 

  • ・1年生:火山と火成岩・堆積岩・地層・地震
  • ・2年生:空気中の水蒸気・大気のはたらき・日本の天気
  • ・3年生:太陽の一日・一年の動き・星の一日・一年の動き・月の満ち欠けと動き・惑星の動き

 

地学で取り扱う現象には、必ず理由があります。

なぜ?を理解した上で用語を記憶することで、

計算問題や記述問題を解けるようになります!

 

「理解」の4ステップで勉強をしてから、

「記憶」の3ステップで覚えるようにしましょう。

 

 

 

 

5 まとめ


 

いかがでしたでしょうか。

正しく「理解」することで、

「記憶」が定着しやすくなります!

 

しっかりと「記憶」することで、

新たな範囲を「理解」しやすくなります!

 

正しい勉強法で効率的に成績をUPさせてください!

東大セミナーの授業や講習では、

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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