ダブルアップコーチングXXIII - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2020.03.02保護者通信

ダブルアップコーチングXXIII


みなさんこんにちは。

東大セミナーの大木です。

高3生のみなさん、

国公立大学二次試験お疲れ様でした。

中3生のみなさん、

いよいよ間近に迫った公立高校入試、

実力を発揮できるよう応援しています!

 

さて、今回はこの春から施行される

小学校の新学習指導要領の

内容についてお話致します。

 

 

 

1学習指導要領の改訂


 

2020年春から、ついに小学校の

学習指導要領が刷新されます。

テーマはずばり「生きる力」。

学力の3要素とよばれる

「知識・技能」

「思考力・判断力・表現力」

「主体性・多様性・協働性」の

修得を通して、こどもたちが

これからの社会で生き抜いていく力そのものの

育成を図るというのが

今回の学習指導要領のコンセプトです。

 

目まぐるしく変化する社会を

生きていく子どもたちの将来を考えると、

このような教育方針を実現していくことは、

教育に携わる者だけでなく、

社会全体の責務といえるでしょう。

そして、そのような力を子どもたちに

修得させていく具体的な指導方法を考え、

追求していくことは、教育機関にだけではなく、

ご家庭にも求められる

タスクであるといえるでしょう。

 

我々大人がそのことを真剣に考え、

今回の学習指導要領の改訂を

「これまでの教育観に縛られることなく、

ゼロベースで教育の在り方や

子どもたちとの接し方を再構築していく機会」

として捉えることが重要です。

 

その前提として、

今回の学習指導要領改訂における、

具体的な変化の内容についてみていきましょう。

 

 

 

2英語の教科化、

 外国語活動の前倒し


 

小学校5・6年生の外国語活動が

教科としての英語に変わります。

教科になるということは、

成績評価が行われるということです。

教務内容の変化としては、まずは語彙数。

これまで規定が無かった語彙数が、

下記に述べる小学校3・4年生の

外国語活動も含め小学校卒業までに

600~700語という明確な数字で

定められています。

 

次に授業時間。

これまでは年間35単位時間(週1コマ程度)

だった授業時間が

年間70単位時間(週2コマ程度)に倍増します。

2021年以降中学校、高校において

順次試行される新学習指導要領との連携を前提に、

英語の学習時間が

大幅に増加しているのが特徴です。

 

小学校3・4年生は外国語活動を開始します。

これまで小学校5・6年生が行っていた学習を

前倒す形でスタートします。

語彙数は上述のとおりで、

授業時間は年間35単位時間(週1コマ程度)

確保されます。

 

このように、今後は

これまでの日本では考えられなかったレベルで

公教育において英語教育が進められていきます。

これからの小学生はある意味、羨ましいですね。

 

 

 

3プログラミングの必修化


 

プログラミングの必修化という話は

良く耳にするかと思いますが、

注意したいのはプログラマー育成のために、

小学校でプログラミング言語を

修得させる授業を行うという話ではない

という点です。

 

あくまでも目的は論理的思考力の育成であり、

そのためにはこれまでの指導

(例えば言語分野での論理性の育成)

だけでなく、

数的分野での論理性の育成も必要であり、

これを実現する手段として、

数学や理科の授業を通してプログラミング的思考を

養う授業を実施していきましょうということです。

 

この点に関しては、

具体的な授業実施方針が定めれていないため、

学校によって大きく差が生じると考えられます。

実際にプログラミングの授業を実施して

端的に論理性を鍛え上げていく学校もあれば、

これまでとあまり変わらない授業を

実施していく学校もあるでしょう。

 

世界のプログラミング教育や、

日本での先進的なプログラミング教育についての

事例を具体的に知りたいという方は、

Apple社の動画「Everyone can code」[1]

ご覧になるのが良いでしょう。

 

Swiftと呼ばれるApple社独自の

プログラミング言語を、

アプリケーションを通して使用したり、

ipadを使用してロボットプログラミングを

実践したりしている子どもたちの

主体的で協働的な姿に驚くことでしょう。

 

 

 

4東大セミナーの取り組み


 

東大セミナーでも、

小学校の学習指導要領改訂に合わせ、

新たな英語コンテンツと

プログラミング講座を導入致しました。

3月末までは授業料無料キャンペーンを

実施している講座もございます。

詳しくお知りになりたい方は

WEBまたはチラシで。

 

これまでの知識・技能習得が

メインの教育だけでなく、

新たなスキルを修得できる教育を受け、

より多くの経験や視点を

得ていくことができる子どもたちは

本当に幸せだと思います。

「受験が大変になる」

「勉強量を増やさなければならない」

ではなく、

「より多くの経験をさせることができる」

「どこまでも可能性を広げてあげたい」

「遊びすら学びになる」というように、

我々自身が教育の変化を前向きに捉えることが、

子どもたちに「生きる力」を

修得してもらうための第一歩かもしれません。

 

 

 


[1] https://www.youtube.com/watch?v=AY2elaWYGnA

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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