こんにちは。東大セミナーの篠原です。
先日、社内で「SDGs」に関する
研修を行いました。
もしかすると、
生徒・保護者の皆さまにとっても
耳慣れない言葉かもしれませんが
現在、日本政府も推進している考え方であり、
皆さんの生活にも大きく関わってくる
可能性のあるものなのです。
SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは
Susutinable 持続可能な
Development 開発
Goals 目標
の略称です。
2015年に国連サミットで採択され、
国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で
達成するために掲げた目標のことです。
17の大きな目標(ゴール)と、
それを達成するための
169の具体的な達成基準(ターゲット)が
設定されています。
1.あらゆる場所で、
あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
2.飢餓に終止符を打ち、
食料の安定確保と栄養状態の改 善を
達成するとともに、
持続可能な農業を推進する
3.あらゆる年齢のすべての人々の
健康的な生活を確保し、福祉を推進する
4.すべての人々に包摂的かつ
公平で質の高い教育を提供し、
生涯学習の機会を促進する
5.ジェンダーの平等を達成し、
すべての女性と
女児のエンパワーメントを図る
6.すべての人々に水と衛生へのアクセスと
持続可能な管理を確保する
7.すべての人々に手ごろで信頼でき、
持続可能かつ近代的なエネルギーへの
アクセスを確保する
8.すべての人々のための持続的、
包摂的かつ持続可能な経済成長、
生産的な完全雇用および
ディーセント・ワークを推進する
9.レジリエントなインフラを整備し、
包摂的で持続可能な産業化を
推進するとともに、
イノベーションの拡大を図る
10.国内および国家間の不平等を是正する
11.都市と人間の居住地を包摂的、安全、
レジ リエントかつ持続可能にする
12.持続可能な消費と生産のパターンを確保する
13.気候変動とその影響に立ち向かうため、
緊急対策を取る
14.海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて
保全し、持続可能な形で利用する
15.陸上生態系の保護、回復および
持続可能な利用の推進、
森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、
土地劣化の阻止および逆転、
ならびに生物多様性損失の阻止を図る
16.持続可能な開発に向けて
平和で包摂的な社会を推進し、
すべての人々に司法へのアクセスを
提供するとともに、
あらゆるレベルにおいて効果的で
責任ある包摂的な制度を構築する
17.持続可能な開発に向けて
実施手段を強化し、
グローバル・パートナーシップを
活性化する
こう書かれていると、
「何か環境保護や、貧困を無くすための
専門的な組織が目指す目標なのかな」
と思われるかもしれませんが、
皆さんの身近なところでも
この目標が関わってきています。
何故SDGsが
身近な生活に関わってくる目標かと言うと
これらの目標は、国連や国家など
大きな組織だけに求められる目標ではなく、
企業やNGOなどの
あらゆる組織に求められている
目標であるためです。
そして、2017年11月に経団連が
企業行動憲章を改訂し
会員企業はSDGsの達成のための
行動をとることを宣言しました。
そのため、
私たちの身近な企業でも
SDGs達成のための取り組みが
行われ始めています。
例えば、
取り組みが挙げられます。
SDGs達成は日本政府も推進しており
SDGs達成に向けて優れた取り組みを行っている
企業・組織を表彰する
「ジャパンSDGsアワード」が創設されています。
その理由の1つに、
従来の日本型の会社経営が
世界で注目を集めていることが
挙げられます。
日本は、100年以上続く企業が世界一多く
持続的な会社経営が出来ている企業が
多い国であるといえます。
また「売り手よし、買い手よし、世間よし」
という近江商人の考え方、
実業家・澁澤榮一による
道徳と経済の両立を目指した
考え方がSDGsと通じており
経済分野で世界から注目を集めているのです。
他の国にはない
強みを持っているため
積極的にSDGsを達成し、
世界にアピールしていこうとしているのです。
このように、
企業や政府から重要視されている
考え方ですので、
SDGsの理念について
就職試験や入試で問われる日も
くるかもしれませんね。
私たち東大セミナーのスタッフ一同も
SDGs達成のために
どんな取り組みができるか
考え、実践していきます。
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