こんにちは。広報の篠原です。
この記事では、
に引き続き、「予習の仕方」についてご紹介したいと思います。
まず、新しい個別授業1コマのタイムテーブルをご紹介します。
「1分間学習・予習」「授業」「SL」「復習」・・・と、様々な項目があります。
学習の大きな要素である、「予習」「授業」「復習」「テスト」という
1つのサイクルを回すために授業の時間内にそれぞれの時間を設けています。
さて、予習の方法ですが、この80分のタイムテーブルの中には
たった5分しか予習の時間が割り当てられていません。
短時間で何をすれば良いの!?と思われるかもしれませんが、
この時間の短さには理由があります。
例えば、1つの授業の予習のために
1時間かけていたら、5時間分の授業の予習をする場合、
最低でも5時間かかる計算になります。
これを毎日していると、学校の部活や宿題、テスト対策をやっている暇が無いですよね!
ですので、学生の皆さんは「短時間でできる効率的な予習」を覚える必要があるのです。
学校と塾では教材が違うので、予習の仕方も少し異なりますが
今回は、東大セミナーでの予習の仕方をご紹介します。
ここで、そもそも予習をする目的をおさえたいと思います。
それは「授業で知ったかぶりができるようにする」ためです。
「いやいや、知ったかぶりはダメでしょ!」
という声が聞こえてきそうですが、言い換えるならば
「授業の全体感を掴んで、授業の内容をインプットしやすくするため」です。
例えば、1冊の本を読む時、本のタイトルを読まずに読み始める人はいません。
また、本の目次を読まずに内容を読む場合と
本の目次を読んでから内容を読む場合とでは、
内容の修得率が全然違います。
実は、授業にもこれと同じことが言えるのです。
前もって授業の全体感をつかんでおき、
授業の修得率を上げることが予習の目的の1つです。
教科書や参考書の授業範囲を開いて、目を通しましょう。
例えば、今日の英語の授業で「受動態」について行う場合、
どんなことを考えながら目を通せば良いのか、ご紹介します。
↓英語の参考書
まず、左上のタイトル(見出し)をチェックして、キーワードをおさえましょう。
「おっ今日は受動態についてやるんだな」
内容についてよくわかっていなくても、とりあえずキーワードを知っておくだけで、
授業が始まった時に、「受動態?知ってる知ってる、さっき読んだあれでしょ!」
と、知ったかぶることができ、生徒はいい気分で授業を受けることができます。
「たったそれだけ?」と思われるかも知れませんが、
授業の中で突然知らないキーワードを出された場合と、
前もって知っていた場合とでは、
内容の理解しやすさが全く違うのです。
同じように、小見出しをチェックします。
小見出しは、本でいうと目次にあたる部分で、次に続く文章の大きな一塊の要約です。
意外とこの小見出しをチェックしていない人が多いので、
チェックする習慣をつけましょう!
例えば、こんなことを考えて読みます。
「”受動態の否定文・疑問文”か~、受動態には否定文と疑問文があるんだな!」
「”by以外の前置詞”か。ということは、byが基本形なんだな。」
「”注意すべき受動態”ってことは、例外があるんだな」
一見、読むだけなので簡単そうに見えますが、
”by以外の前置詞”と書いてあったら、”前置詞はbyが基本形なんだな”と気づく力が必要になります。
短くまとめられた文を読み解く力を養いましょう。
最後に、「確認問題」の欄を見ましょう。
「どれくらい難しいのかな」
「ちょっとわからないところが多いな・・・今日はいつもより集中しないとヤバいな!」
「どれくらい問題を解くのに時間がかかるかな」
などと考えながら目を通してみましょう。
問題を解くのにどれぐらい時間がかかるか考えることで、
予定を立てる力が身につきます。
たったこれだけでも授業の吸収率が変わります。
学校の授業の予習を家で行う場合は
わからない語句に下線をひいて、その意味や読み方をネットで調べたり、
復習が必要な範囲を復習すると良いでしょう。
次回は「授業の受け方」についてお伝えします。
実は「予習」「授業」「復習」「テスト」のサイクルの中で
最も重要なのは「授業」です!お楽しみに!
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