こんにちは!東進衛星予備校金沢南校の泉です。
現在、同じ校舎の大浦さんが私立大学の選び方についての記事を書かれています。
「また大学の選び方?」と思ったそこのあなた。はい、そうです。大学の選び方です。ごめんなさい。
でも、人生の大きな岐路になる大学選択。いろんな情報があって損は無いはず! そんな思いから、私からはちょっと大学の内情に突っ込んだ、大学の選び方についてお話ししたいと思います。
さて、皆さんは志望大学をどのような基準で選びますか? さまざまな志望動機があると思いますが、リクルート進学総研の2013年のレポートによれば、志望校検討時の重視項目1位は「学びたい学部・学科・コースがあること」(74.8%)です。2位は「校風や雰囲気が良いこと」(47.5%)、3位は「自分の興味や可能性が広げられること」46.5%、4位は「就職に有利であること」40.8%、5位は「自宅から通えること」40.7%と続きます(調査は2013年3月19日(火)~4月8日(日)の期間、2013年に高校を卒業した全国の男女50,000人を対象となっています)。
「当たり前」と思われたかもしれませんが、3位もほぼ近い基準となっており、それだけ大学で学べる内容が重要視されていることがわかります。
大学は専門的な知識が学べる場所です。ですが、それだけに学べる内容がわかりづらく、一体何を学べるのかを調べる際には苦労をしていませんか? 特に最近は先鋭的な名称の学部・学科名もあり、余計に混乱してしまうかもしれません。
大学もパンフレットやWebサイト、オープンキャンパスなどで広く受験生に自分たちを知ってもらう資料や機会を設けています。パンフレットやWebサイトは大学の特色や全体像を知るにはとても優れています。オープンキャパスでは実際の大学を訪れるのですから、いざ通ってみてのイメージのギャップが軽減されます。最近はオープンキャンパスの体験授業も充実してきており、大学の先生の授業を受けることが出来ます。
でも、「特色や全体像はわかった。で、具体的には何が学べるの?」とさらに疑問を持った受験生、または、綺麗に装丁されたパンフレットや華やかなオープンキャンパスで「面白そう!」「素敵!」とイメージがいっぱいに膨れてしまっている受験生がいると思います。
そんな知的好奇心旺盛な受験生の満足に応え、なおかつ、イメージがちょっと先走ってしまった受験生に冷静に判断してもらう、そんな一挙両得な資料があります。それは大学が在学生に配布している『シラバス』です。
大学に入学すると『シラバス』と呼ばれる分厚い冊子をもらいます。1年間の大学で開講される授業内容すべてがかなり細かく記載されています。学生はそのシラバスとにらめっこをしながら、自分の取るべき授業、取りたい授業を判断し、自分の時間割を作っていきます。大学だって学校です。つまり、「授業」という枠の中で知識を学ぶことに変わりはありません(実際は「実習」「講義」「ゼミ」「ワークショップ」「フィールドワーク」などなど、内容によって様々な言い方をされますが、ここでは「卒業単位になる=授業」という大きなくくりで用います)。
この『シラバス』、大学のWebサイトから閲覧することができます。
閲覧場所は大学ごとにちょっと異なりますが、各大学のWebサイトでは自分のサイト内を検索する機能が付いていますので(大体、トップページ右上にあるはずです)、そこで「シラバス」と検索すれば見つかります(検索する機能がなかったら、在学生向けのページから探してみてください)。
シラバスは見つかりましたか? パンフレットでちょっと気になった授業はどうでしたか? 憧れの大学の授業はイメージと異なっていませんか?
次回はシラバスの読み方、活用の仕方についてお話ししたいと思います。
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