「情熱をもって取り組めるもの 」 - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2012.03.01塾長ブログ

「情熱をもって取り組めるもの 」


ピーター・ドラッカーは「リーダーにとって一番大事なことは自分を知ることである。何故ならば、マネジメントは自分の考えが色濃く反映するからである。」と断じている。一方古代ギリシャの哲学者タレスは「この世で一番むずかしいことは自分を知ることである」と喝破している。自分を知ることは他人を知ることより難しいと思うことがある。生徒面談・父母面談は当社の業務の中で最も重要なものの一つであるが、担当者の自分に対する理解があって始めて内容ある面談ができるものと確信している。

 

当社では週4日、月曜日から金曜日まで朝礼において社員が交代でショート・スピーチを行う。最近のテーマは「自分の自慢話」「自分の好きなところ」「自分の情熱について」など徹底して自分を見つめることを主眼としている。生徒から見れば担当者はリーダーであり、大きく影響を受けることもあるわけであるから、ドラッカーではないが大いに自分を見つめて、強みは伸ばし、至らざるところは認識してもらわなければならない。「自分の情熱について」のテーマは、いま始まったばかりであるが今後非常に楽しみである。

 

仕事においても、趣味の世界においても、はたまた人生プランにおいても「情熱」ほど重要なものはないと感じている。自分の内なる情熱に耳を傾け、燃焼させるべく努力することは豊かな人生を生きることにつながる。問題は何に情熱を燃やすかである。これは目的性を抜きに考えられないが、徹底した自己理解から導かれるものと考える。以前、息子に「生徒に向けてスピーチするが、先輩として何か伝えたいことがあるか」と尋ねたことがある。そのとき返ってきた言葉が「好きなことをやりなさいと伝えて欲しい」と、そっけない返事であった。

 

振り返って考えるに「好きなこと」イコール「情熱をもって取り組めるもの」であれば大いに的を射た意見であり納得するしだいである。当社も一企業として組織改革を行うけれども、組織をどのように変えようとも運営を担う社員の情熱がなければ絵にかいた餅である。学習塾として生徒の志望校合格、社会に貢献する人材の育成に情熱を持つのはもちろんであるけれども、常に「自分は何に情熱をもって取り組んでいるか」の自問自答が重要なことと思われる。そうして始めて個人としても、組織としても、成長が見込めると思うのである。

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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