「有終の美」を飾る - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2011.10.01塾長ブログ

「有終の美」を飾る


始まりがあれば、終わりがある。これは人生の鉄則である。出逢いがあれば、別れがある。これもまた然り。この五月に還暦を迎え、あと何年生きて、その間に何ができるかなどと考えるようになった。人間として生まれてきたからには、何か自分にしかできない使命があると考えている。ただ生きるために生きるのでは納得がいかない。これまで大勢の人々と出逢い多くの愛情にめぐまれ、自分なりに幸せな人生であった、と素直に思う。

 

まだ十年は仕事に打ち込みたいと念願するも、五年という中間点で達成感を得たいと思う。
言葉を換えれば「有終の美」を飾りたいと思う。それには、これまで培ってきた経験を活かし、果敢に挑戦する精神が求められよう。むしろ経験が阻害要因となり、行動が保守的となり、時代の変化についていけないことも往々にしてある。失敗を恐れない行動力が必須の条件である。この世に、自分が生きた証を少しでも残せたらこれに勝る喜びはない。

 

人生には、さまざまな節目があるが、高校時代、中学時代もその一つではなかろうか。大学受験、高校受験に必死になっている受験生も最後の正念場を迎えている。人間とは強欲なもので、あの時もう少し頑張っていればよかった、などと後悔する日がくる。実は、その時からやれば十分なのであるが、そこは人間、欲が深いのである。受験生には、いまの勉強が明日の自分を創ることを信じて「有終の美」を飾って欲しいものである。

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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