①2カ月ごとに、合格可能性とあと何点必要かを明らかにできる連続模試!
本番レベルだから、毎回真剣勝負!連続受験することで更に効果的!
②大学入学共通テスト(試行調査)と同じ出題形式・レベルの本番レベル模試
模試レベルが一定で、年4回受験すれば学習の成果を検証しやすい!
➂成績表の返却が早い!
従来の模試では、成績返却までに3週間~1ヶ月。「共通テスト本番レベル模試」であればより早く成績返却が可能!(成績速報データは最短中3日で返却可能!)
対象:高校生
日程:4月28日(日)
申込期限: 4月25日(木)
場所:東進衛星予備校金沢南校
東進衛星予備校白山校
東進衛星予備校東金沢校
参加料:5,500円(税込)
申込方法:東大セミナーにお通いの方はTohsin.comよりお申込みください
著者:西岡 壱誠 (著), 辻 孝宗 (監修), 花園 あずき (イラスト)
出版社:星海社
価格(税込):1,320円(税込)
世界最古の長編小説として知られる『源氏物語』は、受験問題でも頻繁に取り上げられますが、難しく取っつきにくいと感じる人も多いでしょう。
この本は、元々古文を苦手としていた現役東大生の西岡壱誠さんと、超名門中高のエリートに国語を教えている辻孝宗さんが、『源氏物語』の面白さや驚きをわかりやすく紹介したものです。
著者の西岡壱誠さんによれば、『源氏物語』は平安時代に書かれたにも関わらず、そのストーリー展開は現代的であり、現代人でも共感できるような恋愛模様が描かれているとのことです。そのため、読み物としての魅力を感じるエンターテインメントであると言えます。
例えば、主人公である光源氏が、自分の義理の母でありながら年齢が近い藤壺に好意を寄せるという設定は、昼ドラによくある「お父さんの再婚相手が若い女性で、義理の子どもと仲良くなる」というシチュエーションと通じるものがあります。また、光源氏が女性に宛てて書いた手紙を頭中将が漁って誰宛の手紙なのかを当てるシーンは、飲み会の席で「どんなLINEしているのか見てやろう」と詮索する若手と上司の関係にも似ています。
このように、本書では『源氏物語』の重要なシーンを「もしも現代だったら…」と置き換え、西岡先生がユーモアを交えながら解説しています。これにより、『源氏物語』について全く知らない人や、原文を読んでも面白さが理解できなかった人にも、その魅力が伝わる内容となっています。また、辻先生による要所での解説により、紫式部の高い構成力も感じ取ることができます。
「古文が好きになれない人」や「『源氏物語』の面白さが理解できない人」は、一度この本を手に取ってみることをお勧めします。
今月ご紹介した「東大生と読む 源氏物語」のあとがきには、源氏物語はバッドエンドかハッピーエンドか?という、著者の考察が書かれていました。
源氏物語の主人公が迎えるのは悲しい結末で、一見するとバッドエンドのように捉えられます。
しかし、悲しい結末だからこそ、読者は「男女が一時的に結ばれたとしても、結局幸せにはなれない」と知ることができるそうです。
「一緒にいられると幸せ」であるならば、一緒にいられなくなった時に幸せではなくなる。
あえて別れを描くことで、「想いが通じ合っていれば、一緒にいなくても幸せなのではないか」ということを教えてくれる。
表面的な「幸せ」ではなく、奥深い「幸せ」を考えさせられますね。
東大セミナーも勉強の奥深さを伝えられるよう、指導に励んでまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
Copyright ©金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー All Rights Reserved.