皆さんこんにちは。塩谷です。
花粉が飛び始めましたね。とっても辛いですが、この時期になると新しい受験に向けたスタートを感じる季節でもあります。
そこで今回は、これから高校受験を控えた子供を持つ親御さんに向けて、子供との接し方についてのアドバイスを昭和や平成時代と現代の違いを踏まえてお伝えします。
昭和や平成の時代と比較して、教育環境や社会の構造、そして子供たちが直面するストレス源は大きく変化しています。そのため、受験生の子供を持つ親として心がけるべきポイントも変わってきています。
今回は、現代の受験生を支えるための5つのポイントを挙げてみました!
目次
昭和や平成時代、多くの家庭では「勉強が第一」という価値観が強く、親子間のコミュニケーションはしばしばその他の事柄を犠牲にしていました。しかし、現代の子供たちは、SNSやインターネットを通じて常に情報に接しており、感じるストレスや抱える不安も多様化しています。このような環境下では、子供たちとの開かれたコミュニケーションが非常に重要です。親が子供の話をじっくりと聞き、理解しようとする姿勢は、子供が直面する様々な問題に対して前向きに取り組むための大きな支えとなります。具体的には、日常的に学校での出来事や友人関係の話を聞くことから始め、受験勉強に関する悩みや不安にも耳を傾けることが大切です。
昭和や平成時代の受験勉強は、塾や予備校、そして家での独学が中心でした。しかし、現代ではオンライン学習や個別指導塾など、学習スタイルは多様化しています。また、学習管理アプリを活用することで、効率的に学習計画を立て、進捗を管理することも可能です。親としては、これらの新しい学習方法やツールに対して理解を示し、子供が最も適した学習スタイルを見つけられるようにサポートすることが重要です。また、学習塾のあり方も「授業で教える」「わからないところの質問に答える」から「学習計画の立て方」「計画遂行のサポート」と役割を変えつつあります。これらも踏まえつつ、学習環境を整えましょう。
昭和や平成時代に比べて、現代の子供たちはさらされるプレッシャーの内容が変化してきています。受験勉強のストレスだけでなく、SNSを通じた人間関係の悩みも重なり、精神的な負担は大きくなっています。このため、親は子供のメンタルヘルスに対する理解を深め、必要に応じてプロのサポートを求めることも検討するべきです。頭ごなしに自分の経験や価値観で「こうしろ」というのはもちろん「こうしたら?」と伝えるのも場合によっては子供にとって理解できないアドバイスに聞こえるでしょう。具体的には、子供がストレスを感じたときには、一緒にリラックスできる時間を持ち、子どもの話に先入観なく耳を傾けることから始めましょう。その上で、趣味や運動を通じてストレス発散の機会を提供することが有効です。
昭和や平成時代の家庭では、親が自覚せずとも知らずしらすのうちに、受験生に対する「過保護」=「親の価値観通りにすることが正義」のような傾向がありましたが、現代では子供の自立心を育むことが重視されています。受験勉強の計画を立てる過程で、子供自身に考えさせ、自分で決定させるようにすることが重要です。これにより、子供は自己管理能力や問題解決能力を養うことができ、将来的に自立した大人へと成長するための基盤を築くことができます。親はサポートする立場でありながら、子供が自分で考え行動する機会を奪わないよう注意する必要があります。
昭和や平成時代には、良い高校、良い大学への進学が一般的な成功の象徴とされていましたが、現代の社会ではさまざまなキャリアパスが存在します。親としては、受験成功のみを子供の価値の尺度とするのではなく、子供の興味や強みを尊重し、多様な将来像を受け入れる姿勢が重要です。子供が自分の情熱を追求することを支援し、一つの受験結果に囚われ過ぎないようにすることで、子供はより幅広い視野を持って自己実現に向けて努力することができます。
要するに私達大人が時代に合わせたアップデートが求められていると言えます。時代遅れのコミュニケーションではなく、子どもたちのポテンシャルを最大限引き出せるように、これらのポイントを踏まえることで、親御さんは受験を控えたお子さんをより良くサポートし、心身ともに健やかな成長を促すことができるでしょう。
もし、子どもへの接し方で迷いや悩みがある場合、私達東大セミナーがいつでも相談に乗ります!お通いの教室までご相談ください!
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