今月の○○―2023/04― - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2023.03.31保護者通信

今月の○○―2023/04―


イベント情報

 

高校生対象

共通テスト本番レベル模試


 

 

新学年スタートをきっかけに、東進模試を始めよう!

 

①2カ月ごとに、合格可能性とあと何点必要かを明らかにできる連続模試!

本番レベルだから、毎回真剣勝負!連続受験することで更に効果的!

 

②大学入学共通テスト(試行調査)と同じ出題形式・レベルの本番レベル模試

模試レベルが一定なので、学習の成果を検証しやすい!

 

➂成績表の返却が早い!

従来の模試では、成績返却までに3週間~1ヶ月。「共通テスト本番レベル模試」であればより早く成績返却が可能!(成績速報データは最短中3日で返却可能!)

 

対象:高校1~3年生

日程:4月23日(日)

申込期限: 4月20日(木)

場所:東進衛星予備校金沢南校

   東進衛星予備校白山校

   東進衛星予備校東金沢校

参加料:5,500円(税込)

申込方法:Tohsin.comよりお申込みください

 

 

 

今月の言葉


 

学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思い知らされる。
自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる。

 

アインシュタイン

 

 

 

今月のおススメ本

先生はえらい


 

 

著者:内田 樹

出版社:‎ 筑摩書房

価格(税込):858円

 

「先生はえらい」という尊敬の念が学びのチャンスを広げる

 

学習塾の関係者が「先生はえらい」という本をおススメしてくると、「なんだ、横柄なヤツ」と思われるかもしれません。しかし、この本は、「先生はえらい」というタイトルですが、「いかに先生がえらいか」や「先生がえらい理由」を書いた本ではないのです。

むしろ、「先生がどれぐらい素晴らしい功績をもっているか」や「先生がどれぐらい優れたえらい人か」は問題ではなく、「先生はえらい」と思う、学ぶ側が持つ敬意こそが、学びにおいて大切だと書かれています。

本書の中に、能楽の『張良』という戯曲の内容が紹介されています。漢の時代の将軍で、その武名をうたわれた張良という人が、若いころに黄石公という老人から『太公望秘伝の兵法の極意』を授けられたときのエピソードです。それは次のような内容です。

 

若い張良が武者修行をしていたころ、太公望秘伝の兵法の奥義を究めたという、黄石公という老人に出会った。黄石公は修行に励んでいる張良に「兵法の奥義を教えてあげよう」と申し出た。張良は黄石公にかいがいしく仕えた。

しかし、黄石公は一向に何も教えてくれなかった。張良もいらだち始めていたある日、街を歩いていると、黄石公が馬に乗って前からやってきて、ぽろりと左足の沓(くつ)を落とした。「取って、履かせよ」と、黄石公は落とした沓を張良に履かせた。

また別の日、張良は馬に乗った黄石公と街で出会う。今度は黄石公が両足の沓をぽろぽろと落として、「取って、履かせよ」と張良に命じた。張良はこれに従い、その瞬間にすべてを察知し、太公望秘伝の兵法の奥義をことごとく会得した。

 

エピソードはこれでおしまいです。兵法の奥義とは何だったのでしょうか?また、黄石公は沓を落としただけで何も教えていないのに、一体どうやって、兵法の奥義を会得したのでしょうか?色々と考えさせられる話ですね。

張良は黄石公が沓を落としたときに「これは先生からの、兵法の奥義にまつわるメッセージに違いない!」と思ったはずです。また、「沓と兵法の奥義って一体どういう関係があるのだろう?」などと、疑問を持ったことでしょう。

もし、沓を落としたのが張良の尊敬する黄石公ではなく、何とも思っていない、通りすがりの老人だったら、兵法の奥義を会得できたでしょうか?張良が黄石公のことを「兵法の奥義を知っている、謎めいたすごい人」と思っていたからこそ、「沓を落とす」という何気ない出来事からも「これは一体どういう意味なのだろう?」という問いを生み、そこから答えを導き出すことができたのだと思います。

このエピソードからわかることは「学ぶ者の姿勢次第で、学びのチャンスは増やせる」ということではないでしょうか。

本書では、より詳しくこのエピソードについて解説されています。本書を読めば、更に「学ぶことそのもの」への理解が深まるに違いないでしょう。

 

 

 

編集後記


 

よく、結婚式のスピーチで上司や目上の方が「人生の3つの坂」について話をすることがあります。

「人生の3つの坂」とは、「上り坂」「下り坂」そして「まさか」のことです。

「上り坂」は、順調に成功や幸せが訪れる時期を指し、「下り坂」は逆に、挫折や苦難が起こる時期を指します。そして、「まさか」は予想もしなかった出来事やトラブルのことを指します。

これらの坂道を乗り越えるためには、自分自身の力だけではなく、周りとのつながりや支えがとても大切です。

 

お子様の勉強においても、順風満帆な「上り坂」だけではなく、つまずいたり悩んだりする「下り坂」の時期もあるかと思います。どんな坂であっても、生徒それぞれの歩みを支えていくために、東大セミナーではこれからもより一層、心を込めてサポートしてまいります。

 

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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