①2カ月ごとに、合格可能性とあと何点必要かを明らかにできる連続模試!
本番レベルだから、毎回真剣勝負!連続受験することで更に効果的!
②大学入学共通テスト(試行調査)と同じ出題形式・レベルの本番レベル模試
模試レベルが一定なので、学習の成果を検証しやすい!
➂成績表の返却が早い!
従来の模試では、成績返却までに3週間~1ヶ月。「共通テスト本番レベル模試」であればより早く成績返却が可能!(成績速報データは最短中3日で返却可能!)
対象:高校1~3年生
日程:4月23日(日)
申込期限: 4月20日(木)
場所:東進衛星予備校金沢南校
東進衛星予備校白山校
東進衛星予備校東金沢校
参加料:5,500円(税込)
申込方法:Tohsin.comよりお申込みください
著者:内田 樹
出版社: 筑摩書房
価格(税込):858円
学習塾の関係者が「先生はえらい」という本をおススメしてくると、「なんだ、横柄なヤツ」と思われるかもしれません。しかし、この本は、「先生はえらい」というタイトルですが、「いかに先生がえらいか」や「先生がえらい理由」を書いた本ではないのです。
むしろ、「先生がどれぐらい素晴らしい功績をもっているか」や「先生がどれぐらい優れたえらい人か」は問題ではなく、「先生はえらい」と思う、学ぶ側が持つ敬意こそが、学びにおいて大切だと書かれています。
本書の中に、能楽の『張良』という戯曲の内容が紹介されています。漢の時代の将軍で、その武名をうたわれた張良という人が、若いころに黄石公という老人から『太公望秘伝の兵法の極意』を授けられたときのエピソードです。それは次のような内容です。
若い張良が武者修行をしていたころ、太公望秘伝の兵法の奥義を究めたという、黄石公という老人に出会った。黄石公は修行に励んでいる張良に「兵法の奥義を教えてあげよう」と申し出た。張良は黄石公にかいがいしく仕えた。
しかし、黄石公は一向に何も教えてくれなかった。張良もいらだち始めていたある日、街を歩いていると、黄石公が馬に乗って前からやってきて、ぽろりと左足の沓(くつ)を落とした。「取って、履かせよ」と、黄石公は落とした沓を張良に履かせた。
また別の日、張良は馬に乗った黄石公と街で出会う。今度は黄石公が両足の沓をぽろぽろと落として、「取って、履かせよ」と張良に命じた。張良はこれに従い、その瞬間にすべてを察知し、太公望秘伝の兵法の奥義をことごとく会得した。
エピソードはこれでおしまいです。兵法の奥義とは何だったのでしょうか?また、黄石公は沓を落としただけで何も教えていないのに、一体どうやって、兵法の奥義を会得したのでしょうか?色々と考えさせられる話ですね。
張良は黄石公が沓を落としたときに「これは先生からの、兵法の奥義にまつわるメッセージに違いない!」と思ったはずです。また、「沓と兵法の奥義って一体どういう関係があるのだろう?」などと、疑問を持ったことでしょう。
もし、沓を落としたのが張良の尊敬する黄石公ではなく、何とも思っていない、通りすがりの老人だったら、兵法の奥義を会得できたでしょうか?張良が黄石公のことを「兵法の奥義を知っている、謎めいたすごい人」と思っていたからこそ、「沓を落とす」という何気ない出来事からも「これは一体どういう意味なのだろう?」という問いを生み、そこから答えを導き出すことができたのだと思います。
このエピソードからわかることは「学ぶ者の姿勢次第で、学びのチャンスは増やせる」ということではないでしょうか。
本書では、より詳しくこのエピソードについて解説されています。本書を読めば、更に「学ぶことそのもの」への理解が深まるに違いないでしょう。
よく、結婚式のスピーチで上司や目上の方が「人生の3つの坂」について話をすることがあります。
「人生の3つの坂」とは、「上り坂」「下り坂」そして「まさか」のことです。
「上り坂」は、順調に成功や幸せが訪れる時期を指し、「下り坂」は逆に、挫折や苦難が起こる時期を指します。そして、「まさか」は予想もしなかった出来事やトラブルのことを指します。
これらの坂道を乗り越えるためには、自分自身の力だけではなく、周りとのつながりや支えがとても大切です。
お子様の勉強においても、順風満帆な「上り坂」だけではなく、つまずいたり悩んだりする「下り坂」の時期もあるかと思います。どんな坂であっても、生徒それぞれの歩みを支えていくために、東大セミナーではこれからもより一層、心を込めてサポートしてまいります。
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