皆さんこんにちは。
石川県金沢市・野々市市・白山市の学習塾 東大セミナーの山田です。
今回は、「絶対得点アップできる国語模試の解き方」についてお伝えします。
国語は勉強しはじめてすぐに点数が上がる科目ではありません。
特に現代文では問題集でやった問題とまったく同じものが出ることは絶対にないからです。
国語のテストは、必ず初めて見る問題なので、解き方そのものを理解していないと得点できないため、現代文の勉強をした次の日から点数アップするということがないのです。
しかし、そんな国語にも、すぐに点数を上げるポイントがあります。
それはテストの受け方です。
ここでは、問題集での学習とは別に意識しておきたいテスト特有の解き方をお伝えしていきます。
目次
問題集での学習と、模試や入試のテストで問題を解くときの違いは何か。
それは、厳密な時間制限があるということです。
時間さえあれば国語の記述問題をもっと正確に書ける、時間さえあれば古文をきちんと読めたのに、と感じる受験生も多いのではないでしょうか。
しかし、石川県公立高校入試なら50分、大学入学共通テストなら80分ときっちりと決まっているのです。
そこで、模試や入試で得点アップするためには、時間内に解ききることが重要です。
各大問ごとの時間配分を予め意識しておくことで、時間内に解くことが可能になります。
たとえば、石川県公立高校入試なら、
大問1〈漢字〉2分
大問2〈説明的文章〉16分
大問3〈文学的文章〉15分
大問4〈古典〉7分
大問5〈作文〉8分
残り2分は予備時間、または知識問題の見直し時間
のように配分するのがおすすめです。
テスト本番でこれを実施するためには、普段の学習から時間計測しておくことが重要です。
過去問演習はもちろん、ワークなどでの演習も必ず時間計測しておきましょう。
時間計測をすれば、どの問題で得点すべきか、目標点突破のためにはどの問題を落としてもよいかなどの戦略を立てることも可能です。
また、記述問題は考え始めてから1分経っても書き出しの言葉が出なければその問題を飛ばすなど、テストの受け方も身に付きます。
わからない問題に時間をかけないことで、確実に得点アップが狙えるようになります。
確実に高得点をとるためには、「解きやすくて配点の高い問題」を押さえることが大切です。
石川県公立高校入試でいえば、「解きやすくて配点の高い問題」はこの二つです。
作文は、書き方の練習をしておけば、10点満点は難しいとしても8~9点は誰でも得点可能。古典は小問5問程度で難問は1問だけなので10点以上は確実に取れます。
また、現代文では、本文から読み始めるのがよいか、先に設問を見てから本文を読むのがよいか、というのも迷うポイントです。
これは、絶対的な攻略順はありません。
しかし、概して、本文から読み始めるほうが点数が高いという生徒のほうが多いようです。
一説によると、人間の脳には短期記憶よりも短い、数秒間だけ何かを記憶する機能があると言われています。
たとえば、一瞬で見た数字を何桁覚えられるか、というようなものです。
それは、たいていの場合、あまり多くのものは覚えられず、数字で言えば7~8桁程度と言われます。
国語の設問で言えば、3~4問程度です。
つまり、あらかじめ設問をみても、本文を読みながらそれを覚えていることは困難ということ。
結局あとでまた設問を読み直すことになるので時間ロスとなる可能性が高いということなのです。
もちろん、処理能力の高い人は設問で問われていることを覚えた状態で本文読解が可能という場合もあります。
個人差はありますが、どっちを先に読むか迷っているなら、本文が先、がおすすめということです。
本文を先に読み始め、少しでも多くの時間を本文読解に充てるほうが高得点になると言えるでしょう。
以上がテストの受け方のポイントです。
最後に、現代文を早く読むために、多くの問題をこなすことをおすすめします。
これは、単にたくさん問題を解いて慣れるということではなく、論説文などで扱われやすいテーマを知っておくことで読むスピードが上がるということです。
「科学と自然」「日本と西洋」などよくあるテーマを知れば、論の展開を予測できるようになり、筆者の立場がどちら側にあるかを見極めればどの部分が筆者の主張か見つけるスピードも格段に上がります。
多くのテーマに触れることができ、スピードアップにつながる解き方を練習するためには、二日に一回程度のペースで現代文読解の練習をするのが理想的です。
他の科目とのバランスをとって計画を立て、テスト本番での解き方を実践しましょう。
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