子どもは可能性の塊。星稜中合格者の軌跡。 - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2022.09.01教室の様子

子どもは可能性の塊。星稜中合格者の軌跡。


皆さんこんにちは。

石川県金沢市・野々市市・白山市の学習塾 東大セミナーの町田です。

今回は、「2022年度の星稜中合格者で印象に残った生徒の事例」についてお伝えします。

 

今年の夏は行動制限が無くなったとはいえ、以前の日常とは程遠く、相変わらずコロナ感染拡大がニュースの話題となっていました。

皆さんお変わりなく過ごせていますでしょうか。

引き続き感染拡大には十分お気をつけ下さい。

 

さて夏休みが明けて10月くらいまで、「星稜中の受験を考えているので対策が出来ないか」というお問合せが実は大変多くあります。

残り数か月でも出来る事は沢山ありますが、対策は早ければ早いほど合格可能性が広がります

今年度、東大セミナーに通う24名の生徒が星稜中学校に合格することができました。

東金沢校では合格者が12名でした。

そのうちの1人の頑張りがとても印象的でしたので、今回はその生徒が合格するまでの様子をお伝えします。

 

 


目次

1.入塾時の様子

2.星稜中を志望する

3.夏から受験まで

4.最後に


 

 

1.入塾時の様子


その生徒が入塾したのは小学校5年生の冬でした。

姉が通っていたこともありお問合せをいただきました。

中学受験というよりも、今後の為に苦手な国語を中心に学んでいこうとスタートを切ったと記憶しています。

 

ちなみに翌年、1月の模試では国語の偏差値が26、4科目の偏差値が32でした。

そこで「はじめての論理国語」と「小学校6年生までに必要な語彙力が1冊でしっかり身につく本」「小学校6年生までに必要な作文力が1冊でしっかり身につく本」の3冊を中心に、国語の基礎力構築を図りました。

 

塾での様子はとても真面目で、家での宿題を含めて本当に一生懸命頑張ってくれていました。

その当時によくしていたコーチングは「忘れる」という気付きを与えるものです。

具体的には一度行っただけではすぐに忘れてしまうので、前回、前々回に行った箇所で間違えたところをもう一度出来るかチェックするようなものです。

「全く覚えていない~」と恥ずかしそうに言っていたことをよく覚えています。

 

 

 

2.星稜中を志望する


6年生になった春、理科のテキストを買ってやってみたいと相談されました。

学習が楽しくなってきたのか、それとも国語の勉強がきつくなってきたので、好きな教科の勉強を増やしたかったのか、その点は忘れてしまいましたが、その頃でしょうか、「星稜中」を目指したいという気持ちを聞いたのは。

 

理由は色々とあるのでここでは割愛しますが、現状、4月の学力テストの偏差値が4科目で40でした。

星稜中合格のためには最低でも45、出来る事なら50以上の偏差値が欲しいところです。

もちろん無理とは思いませんが、その時の国語の偏差値はまだ30。

特に星稜中は国語と数学の配点が高いので、正直不安しかありませんでした。

 

そして7月。

夏休みを迎えるにあたって、駄目でもともと、やるだけやってみようと、本格的に星稜中対策にのりだしました。

 

 

 

3.夏から受験まで


夏休みの始めには、受験生対象のオンライン合宿に参加し、朝から晩までみっちり頑張ってくれました。

驚いたのは、その受験生対象の夏期オンライン合宿にて行った模擬入試で合格したことです。

もちろん本格的に星稜中を目指すと決意してから、4科目の対策テキストを揃えて頑張ってくれていたことは知っていました。

それでも合格ラインに届くのは受験間近と想定しており、失礼な話ですが、まさか夏の時点の模擬入試で合格ラインに達するとは思っていませんでした。

 

そして8月末に行った学力テストでは4科目の偏差値が49。

なんと一番苦手だった国語の偏差値が54でした。

模擬入試の結果が間違いでもなんでもなく、その時点で合格に足る実力がついていたのです!

時間はかかるが、やはり国語はやれば伸びると改めて感じ、とても嬉しかった事を覚えています。

 

ただ、ここから多少の誤算がありました。

実は夏期オンライン合宿や夏休み中の学習と、星稜中を目指す生徒が毎日一緒にいたこともあり、全員がとても仲良しになってしまった事です。

もちろん決して悪い事ではありません。

実は少し遠いところから電車や送迎で通っていたこともあり、それまであまり塾友はいませんでした。

その為、塾では黙々と学習に取り組めていましたが、親しい友人が沢山出来たことにより、集中がそがれてしまうことが度々起こるようになったのです。

塾に来る目的も友達に会いにくることに変わっているのでは、と思うほどでした。

 

案の定、その後11月に行われた学力テストでは偏差値44。

学力は伸びていたとしても、受験直前ということで、周りの人が更に伸びていることを表しています。

そこからは仲良くなった友人たちと一緒の中学に通いたいという思いもモチベーションの1つとなり、結果合格に結びつきました。

ちなみに受験直後の学力テストでは偏差値54でした。

 

 

 

4.最後に


合格の報告を聞いた時、嬉しさと驚きが入り交じった感情だったことを覚えています。

受験後の親御さんとの話では「もし受かったらリアルビリギャルだねと家で話していたんです」とおっしゃっていました。

また、後から聞いた話では、見えないところで、例えば小学校での休み時間にテキストを進めていたり、塾で教えてもらった学習法を試していたりと努力を積み重ねていたそうです。

現在は学習習慣を崩す事なく、中学校の予習を進めてくれています。

 

こうして受験を思い起こすと、本当に子どもは可能性に満ち溢れていると思い知らされます。

受験に合格することが人生のゴールではありませんが、今後も合格により多くの人の笑顔が見たいですね。

 

 

 

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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