皆さんこんにちは。
石川県金沢市・野々市市・白山市の学習塾 東大セミナーの浜上です。
今回は、「中学生の参考書選び」についてお伝えします。
目次
3. 参考書選びの基本は「input」「output」でわける
よく「どの参考書を選んでよいかわからない」と生徒から相談を受けます。
そこで参考書が必要な理由を聞いてみると「理科の点数を上げたいから」など、漠然とした理由が返ってくることが多いです。
そのような理由が返ってきた場合、「理科のどの分野を上げたいの?」と必ず問いかけるようにしています。
そうすると「天体が弱い」など出てきます。
さらに「天体のどういうところがわからないの?」と聞くと「天球図の計算がうまくできない」など、課題がより具体的になってきます。
そうです。
まずは参考書を選ぶ前に自分の勉強したい、強化したい箇所をしっかり把握する必要があります。
科目に関係なく、まずは課題の洗い出しをしてみましょう。
定期テストのために参考書を買おうとしている方は、まずは学校の教科書・ワークで十分です。
強化しようとしている課題を洗い出したら、次はその課題を克服するために「知識」が足りないのか、「問題演習量」が足りないのかを自問自答してください。
知識が足りないと感じている人はまずは教科書に戻り、足りない知識を入れていきましょう。
知識を入れる勉強を「input」とこの場では呼ぶことにします。
そのうえで、知識を入れたらすぐ学校のワークで演習し、正しく解答ができるか、知識がきちんと身についているか確認してみてください。
知識が正しく解答できるか演習することをこの場では「output」と呼ぶことにします。
Outputしてみてできなかった問題は必ずワークの問題箇所にcheckをつけ、後日やりなおす習慣をつけましょう。
これで十分対策ができます。
まだ余力のある方は、教科書内容の復習ができたうえで次に書くことを参考に教材を選んでみてください。
受験学年になりますと、範囲が広くなり自分の課題もたくさん出てきます。
日々新たな内容を学習していくと同時に、過去の内容も確認する必要があります。
その際、課題の洗い出しをし、inputが足りていないと感じた場合はやり方が書いてある参考書を選んでください。
特に英語の教科書は、明確に文法別に分かれて書かれていません。
文法別に分かれた参考書を1冊買うことをお勧めします。
また「知識はあるけれど、演習量や入試での時間配分が不安」という方は演習問題集や過去問をお勧めします。
outputの目的はinputした知識を正しく問題で表現できるかを試すことです。
勉強時間の配分はinput3に対しoutput7と言われております。
教材を選んだあとは今自分がinputの勉強をしているのか、outputの勉強をしているのかを意識し、目的を持って取り組んでください。
きっと勉強効率があがりますよ。
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