皆さんこんにちは。
石川県金沢市・白山市・野々市市の学習塾 東大セミナーの吉長です。
今回は、「石川県の高校入試過去問の実践法」についてお伝えします。
テストの対策において、過去問演習は必須の対策です。
特に、入試の対策を行う上では、入試問題がどのような形式で、どのような難易度・パターンで出題をされるのかを把握する必要があるからです。
試験の傾向として、“こういう問題や形式が出題されやすい”といったことや“こういう点に注意しましょう”などと抽象的にお伝えするより、過去の問題を解くということの方がより具体的に入試問題を知ることにもつながるかも知れません。
そういった意味でも、過去問演習は受験生にとっては特に重要な学習になるのです。
ただ、実際に受験期の生徒たちを見ていると、過去問演習のやり方があまり効果をなしていないのではと感じることがあります。
つまり、“ただ過去問を解く”ということだけでは結局効果的な学習にならないという状況があるわけです。
ではどのように過去問対策を実施していくことが効果的かを確認して参りましょう。
過去問演習を実施する際には、前提条件があります。
それは“過去問で50点以上”を得点することです。
入試の平均点がわかれば、その平均点をクリアしているかどうかです。
もしかするとこの条件に「?」と感じる人もいるかも知れません。
多少難易度の差もありますが、テストで得点率半分をクリアしないということは、確実に基礎力が欠如しています。
過去問演習において正解できない問題が半数以上あるという状況は、演習を重ねる効果も、実施する生徒自身のモチベーションも維持しにくくなります。
この場合、やみくもに演習を重ねるよりも、基礎・標準レベルの問題集を単元ごとに行ったり、社会・理科教科の基本知識の分野のノートをまとめたり、一問一答形式の問題実施から、土台を固めたりすることの方が優先順位の高い学習になります。
※自身が前提条件を満たしているかを確認する上で、一年分実施してみるというのはありだと思います。
効果の高い実施方法にはコツあります。以下をポイントに実施しましょう。
過去問を実施する意味は前述しましたが、その効果がなければ意味はありません。
また、“解き終わって〇点だった”で終えてしまうことは、ただの実力試しにしかなりません。
ぜひ効果の高い実践方法をし、本番の入試に備える状況をつくっていきましょう。
時間配分とともに、時間内に解答欄を如何に埋められるかが鍵です。
特に作文も含め、文章作成に時間と要するため、単純に問題演習に取り組むだけでは、なかなか時間内解答に至らないケースが多くあるのではないでしょうか。
そこで、過去問実践の際も50分で実施するのではなく、試験時間を45分に設定しましょう。
残りの5分間は問題を解く時間ではく、解答欄を埋める作業時間に充てます。
※割り切って行動を切り替えるのがポイントです。
記述問題は減点法での採点であること、そして、45分解答、5分作業にあてることで、1点でも多く獲得できる可能性が確実にあがります。
過去問演習の目的は単元ごとの課題発見と記述解答の精度を上げることです。
基本的に満遍なく単元は出題されるので、受験対策としては苦手単元を残して入試に臨むのは危険です。
入試問題の難易度を体感し、演習後は各単元の類題演習の準備をしておきましょう。
過去問演習のポイントは国語と同様に時間配分です。
長文読解と条件英作文にかける時間を如何に確保するかが重要です。
長文読解の際に、和訳に時間を要した部分はどこなのかを確認し、構造分析をかけておきましょう。
また、条件英作文は添削必須なため、必ず、先生等にチェックしてもらいましょう。
基本的には理科と同様ですが、単元ごとの課題発見と記述解答の精度アップとともに、知識整理をかけます。
例えば、過去問の中で江戸時代の文化について間違えてしまった場合は、その問題だけを復習するのではなく、各時代の文化について頭の中が整理されているかを確認します。
整理がされていなければ、時代ごとのノートまとめを行いましょう。
計算問題・基礎問題の確実な点数化と、解説確認・解答再現を通して、自身の解ける問題を増やすためのレベルアップを図ることが目的です。
数学が苦手な人ほど、一度ぶつかった問題に対して距離をとりがちですが、解説を読んだあとでも二度三度とぶつかりに行けば、気づいたら同じ問題なら解けそうと、理解が深まっていることに気づきます。
また、過去問実践の目的は、配点を把握することも重要なため、どの問題を正解していけば、目標点数に到達するのかも確認しておきましょう。
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