国公立大学 二次試験について - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2021.04.18入試対策

国公立大学 二次試験について


みなさんこんにちは。

東大セミナーの大木です。

 

この春も多くの新高校1年生が

高等部での学習を開始し、

いよいよ春の活気が校舎にあふれてきました。

 

そこで今回は、

大学入試の形式についてお話し致します。

 

なお、国公立大学入試には、

指定校推薦、AO、公募推薦、

一般入試と数多くの方式がありますが、

今回は一般入試に絞ってお話し致します。

 


目次

1 国公立大学入試制度(一般入試)

2 国公立大学二次試験の位置づけ

3 重点科目・総得点に占める2次試験配点割合

4 志望校合格に向けて、

  最短かつ最も効率の良い学習戦略を


 

 

 

1 国公立大学入試制度(一般入試)


 

国公立大学の一般入試は、

2つの試験の合計得点によって

合否判定されます。

 

一つが、高校3年の1月に実施される

大学入学共通テスト、そしてもう一つが

同2月に実施される2次試験です。

 

大学入学共通テストは、

全受験生が同じ問題を解く

マーク形式の試験です。

 

基本的には5教科を受験し、

900点満点の試験ですが、

配点や科目は大学側が自由に設定・変更できます。

 

2次試験は、原則記述形式の試験で、

受験する大学や学部によって問題内容が異なります。

 

受験科目や配点に関しては、

大学側が自由に設定できます。

 

 

例えば金沢大学人間社会学域法学類の場合は、

共通テストが400点、2次試験が600点、

合計1000点満点で合否を判定します。

 

一方で富山大学人文学部の場合は、

共通テストが450点、2次試験が400点、

合計850点満点で合否を判定します。

 

このように、国公立大学の一般入試では、

生徒によって配点や重点科目が異なるため、

個別具体的な学習戦略が非常に重要になってきます。

 

 

 

 

2 国公立大学二次試験の位置づけ


 

一般的に、大学入学共通テストよりも

2次試験の方が、難易度が高く、

難関大学であればあるほど、

2次試験の結果が合否に大きな影響を与えます。

 

例えば東京大学の場合は、

受験者間で点数差がつきにくい

大学入学共通テストの配点を110点に変更し、

二次試験の配点を440点に設定しています。

 

したがって、大学レベルに比例して、

2次試験対策の重要性は増していきます。

 

そうすると、難関大学を受験する場合は、

共通テストレベルの学習を早期に修了させ、

いちはやく2次試験対策を開始していくことが

重要になってきます。

 

 

 

3 重点科目・総得点に占める

  2次試験配点割合


 

例えば上記2の例の場合、

金沢大学人間社会学域法学類は、

合計得点1000点のうち、

英語が400点で配点の40%を、

数学と国語が200点ずつで

それぞれ配点の20%を占めています。

 

一方で富山大学人文学部の場合は、

合計得点850点のうち、

英語と国語が300点ずつで

それぞれ配点の約35%ずつを、

数学と社会が100点ずつで

それぞれ配点の約12%ずつを占めています。

 

そうすると、この2つの大学を比較しただけでも、

重点科目は変わってきます。

 

また、総得点に占める2次試験の配点割合も、

前者が60%であるのに対して、

後者は約47%となり、

大学入学共通テストと2次試験の

どちらを優先するかも変わってきます。

 

 

 

4 志望校合格に向けて、

  最短かつ最も効率の良い学習戦略を


 

以上のように、国公立大学の一般入試では、

生徒一人ひとりに合った

最短かつ最も効率の良い学習戦略を考え、

実行することが何よりも大切です。

 

そのために、

高等部の東進衛星予備校部門では、

毎月1回の生徒面談、

週に1回のグループミーティング、

模試毎の帳票返却面談を実施することで、

何度も何度も生徒と話をし、

彼らの第一志望校合格に向けての戦略を

作成・修正し続けていきます。

 

その過程で、学部の情報や職業の話、

重点科目や2次試験配点割合の話を伝えていき、

生徒自身が大学入試の意義や学部の特性、

自身のキャリアについて考えられるようにし、

大学入試の仕組みや戦略についても

理解が深まるように指導しています。

 

高校入試が終わったばかりで、

少しゆっくりしたい気持ちもわかりますが、

みんなが休んでいるときこそチャンス!

 

この春いち早く大学入試に向けたスタートを切り、

3年後の自分に大きなアドバンテージを

プレゼントしましょう!

 

 

 

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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